ここのところ、時間を見つけては”アナログ”な日々が続いています。
お客様からのアナログご指名が多いこともあり、自宅でも「いっちょやるか!」とアルコールのさかなに(?)アナログを味わう機会が増えているという訳です。
毎日とまではいかなくとも日課のように聴いていると、面白いもので、自身の気分の好調・不調がそのまま音に出ている様な気がして「ドキッ」としてしまうことがあります。
気分が沈んでいるときは、痛いところを突かれて叱られているように。
癒されたいのに・・
以前はそのようなことは微塵も感じませんでした。
アナログプレーヤーは人の手で直接調整する部分が多いからでしょうか?
それに比べ、CDはいつも安定して思ったとおりに音を出してくれます。
落ち込んだときはCDと決め込んで、快眠へと誘ってくれるお決まりのディスク(マンネリとも言います)で自分を落ち着かせてリセットしたつもりになるのです。
しかし・・ここ数日ちょっとした変化が。
いつも従順なはずの MAJIK CD が、師匠 LP12 と同じ様な振る舞いをするのです。
調子が悪いのかな?と思い電源周りや配線をチェックしても変わらず、とうとうCDまで私に説教し始めたと、驚き落胆。
接続ケーブルをいったん全部外したり、ラックの増し締め(Quadraspireの増し締めは効果大です)、電源の抜き差し、etc・・・
(ほとんどやっていることは店頭と同じですね)
原因が判明。プリアンプだったのです。
シャーシやボリュームノブを手で触ると若干音に変化があります。
アナログ・CD 問わず変化があり、間違いなくプリアンプの音の変化にシステム全体が反応していたようです。
自宅の電源・アースをもう一度見直してみる事にしました。
電源・アースが原因でなければ、OCTAVE に見透かされて尻を叩かれていることになります。
そういうことが起こってもおかしくないと思うのです。何といってもプリアンプはオーディオの「頭脳」ですから。
(金野)