デパートなどでぶらぶらと見るともなしに見ていて、
「何かお探しですか?」
と言われると、戸惑ってしまいます。
何を探しているわけではない。
でも、モノとの出会いを求めているのは確かです。
ハッとする何か。
エッと嬉しくなるような小さな驚き。
でも初めて会った店員さんにいきなり自分の思いの丈を説明するのには、
自分も準備が出来ていないし、
相手も忙しいかもしれないので、
「何かお探しか」を聴かれると答えに困って、
何かを探しているわけでもないから、
なんか居心地悪くなって出ちゃったりします。
・・・というのは、お客さんの立場の時。
クルッと裏返しにして、お店に立っている時は、
実はお客様の求めていることを手っ取り早く知りたい時に
もしかして「何かお探し」はらくちんな言葉かもしれません。
しかし、Legatoのような店では、
オーディオの事もましてやLINNのこともご存じない方が、
やはり「何かあるかも」と、出会いを求めて入っていただくことが
きっとたくさんあるのだと思います。
なので、なるべく使ってはいけないと思っている次第でございますが、
ワタワタしている時ってつい出ちゃったりするような・・・。
気を付けよう。
気を付けます。
本当に探していて、声をかけてほしい時もあるんですけどね。
「何かお探しですか?」
「晒(さらし)!」
みたいな感じで。