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キング、キングと騒いでいたら「kotoba」という雑誌で特集が組まれました。

この雑誌、毎度大きなテーマがあり、その大テーマのもと、様々な人のインタビューや寄稿が纏められた、いい塩梅に硬派と軟派の間をゆく読み物雑誌で、ミーハーな癖に内容がないと打ち捨てる私などには非常に楽しい雑誌です。

今回は、特集がスティーブン・キング。これだけ好きを発していても、ほとんどキング好きとはお目にかからないので普段話す人がいない。今号はもう感嘆と深い頷きの連続。興奮の嵐。(うっかりするとキングの本を読んでいる時よりも興奮してるかも)

それも、語り合う(ベクトルはあくまで一方向ですが)面々がまた豪華。

柔道の田村亮子が「やわらちゃん」と呼ばれた元ネタの「YAWARA!!」や「20世紀少年」など数々の大人の漫画を生み出した浦沢直樹や、19歳で芥川賞を受賞、最年少記録を更新して今もなお書き続ける綿谷りさ、「バカの壁」のと言ったら古過ぎて怒られそうな医学博士で学者さんである養老孟司、いつも発見をくれる映画評論家、町山智浩、それに弊店の哲学宗教イベントでお馴染み、ご存知島田裕巳先生、、、もちろん他の記事も面白い!!!!!

キングの小説を読んでいなくても、映画化、ドラマ化されているものは数多くあり(シャイニング、キャリー、グリーンマイル、ドクタースリープ、IT、スタンドバイミー、ショーシャンクの空に、、もっとたくさん)映画好きの方にもぜひ手にとって、本を読みたくなっていただきたい。(そして語りたい)

決して小説好きではないのだけれど、キングの小説には、なにかある。

浦沢さんも言っていたけれど純文学的なところが(本当に前から思ってた)あって、綿谷さんがSFホラーなのに読後感が爽やかと言っていて(私もいつかのブログで書いた!←もうウルサイ)本当にそうなんです。

今日は暑苦しい投稿で失礼してしまったのですが、この雑誌の次のテーマはなんと「ベートーヴェン」だそうです。ナンデ!?

(竹田)

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