LINNのプレーヤーとアンプ一体型のSNEAKY DSM、MAJIK DSM、それ以前ならCLASSIK MUSICなどをお持ちの方から
「次のアップグレード、プレーヤーへ行くのがいいのか、アンプをバイアンプにするかAKTIVか、他社のアンプへ行くか・・・」
というご質問をよくいただきます。
今回もMAJIK DSMからのアップグレードをお悩みで、最初はプレーヤーかバイアンプかというお話でした。
オーケストラをよく聞かれるからアンプをAKURATEのバイアンプにすると、腰が据わって、フォルテの部分で崩れずに気持ちよく聴けると思います、とか、
細部のニュアンスも聴かれたいのであれば、プレーヤーをアップグレードすれば音数が増えるので、そうですね・・・どっちかな・・・
などとグズグズしたお答えをしていた末に、お客様から「この際一気に」
・・・ということで、今回のご納品です。
MAJIK DSM1台で駆動されていたAKURATE242は、いきなりAKURATE DSMとAKURATE4200のバイアンプ駆動へ。
4200のバイアンプは、シャーシを外して基板上で内部配線し、背面もスッキリ。
DSMは、今まで通りTV(TOSLINK)、OPPOのブルーレイプレーヤー(HDMI)を繋ぎ、ベルリンフィルのデジタルコンサートも美音。
ラトル指揮、樫本大進(Vn)とアミハイ・グロシュ(Va)2人のソリストで、モーツァルト「ヴァイオリンとビオラのための協奏交響曲」を再生。
納品というのを忘れて、つい見入ってしまいます。
響きのいいお部屋。
2年前ご新築の際に、電源まわりや壁材などのご相談を受けました。
元々パイン材をお考えでしたが、弊店インストーラーの石井から、お部屋全面にしてしまうと響きすぎるので、横壁と背面は珪藻土にしましょう!とアドバイスさせて頂いたのがこちらのお部屋。
夏は涼しげ、冬は柔らかい暖かさを感じる、素敵な趣味部屋です。
さて、2年がんばったMAJIK DSMはどこへ???
1Fにおりてみましょう!
これからは1FリビングでDavone Mojoを駆動!
AKURATE242で2年鍛えているから、ラクラク馴らしてしまいますね(笑)。
リビングのシステムも、MAJIK DSMの再利用(?)を考えられて、この際一緒にアップグレード。
小型のブックシェルフからMojo+MAJIK DSMでこちらもかなりアップグレード!
小学生のご子息が
「なにこれ!」
というのを、お父さん横でにんまり。
きっとみんなびっくりする・・・とご家族のサプライズも想定内。
そっちのけは言いすぎですね。
メインシステムは、システムが変わったのでスピーカーを少し前に出して広げてと、位置も換えて、スペースオプティマイズも念のため再計測。
演算して出された結果から、斜天井ということを考慮して、バンドワイズ、ゲイン値を変更。
良い落とし所が見つけられたかと・・・。
・・・
お客様とは5年のお付き合い。
まさにLegatoがスタートした頃、その前後に初めていらして頂きました。
最初はCLASSIK MUSICの修理。
その後、オーディオショーの帰りにDSについてご説明させて頂いたのを覚えています。
当時iTunesで管理されていて、どうにもうまくお客様のご要望にシステムの作りが沿わなかったのが、LINNのソフトウェアのアップデートでうまく問題突破、その後ご新築、システム導入・・・などを経て今に至ります。
普段お仕事帰りに立ち寄られお話しを伺う中で、
クラシック音楽のお勧めを教えて頂いたり、
お店のスピーカーの感想を伺ったり、
そうするうちに、
コンサートで聴いた時のお話し、
学生時代に演奏会めぐりをしに一人で渡航された(!)時のエピソード、
クラシック音楽だけしか聴かれないと思っていたら学生時代ちゃんとロックも聴かれていたこと、
などなどなどなど色々にお伺いしておりました。
5年の間割と途切れずにお話しをさせて頂いていましたが、ご自宅へお伺いするのは初めて。
(前回は本店の石井がご納品させて頂いたので・・・)
242はすくすく育っていて、AKURATEシステムの電源を投入すると、
すぐに伸び伸び鳴り始めました。
「もう、好みは十分知っているよ」
とスピーカーが言っているようでした。