ゴッドファーザーのパート3を、監督のコッポラ自身が編集しなおしたというもの。今日自宅に届きました。
これが届くまでに、パート1から3まで見直しました。また新たな発見があり。
パート1,2ではさまざまな対比が描かれます。たとえば大きくはパート2の、父ビト・コルレオーネと、息子マイケル・コルレオーネ、それぞれのゴッド・ファーザーの在り方。
パート1の、マイケルが初めて結婚するシチリアという田舎のアポロニアと、元々恋人で後で結婚するニューヨークのケイ。この2人の対比もかなり興味深い。家族を通してやっと会話ができるようになるアポロニア、自分から愛してると言うケイ。当然仕事にも口出しをする。
富と貧しさの、兄フレドと弟マイケル、ニューヨークとネバダの東西、裏切るものと忠実なもの、今と昔、画面を見ているても、そこら中に対比が敷かれています。
何度も観たのにまだ新しい発見があって、驚きながら従来のパート3を観たら、なるほど3が評判を落としたのは少しわかるところもありました。やや饒舌で説明的。カメラワークは、1と2が圧倒的。
な、の、で、編集しなおされた3は楽しみではありますが、このあまりセンスがいいと思えないパッケージと、サブタイトル「マイケル・コルレオーネの最期」で、だいぶ心配になってしまいました。
パート3が、1,2にやや劣ると言われても、これまではこの3部作で完成形だったので、あんまり作り込みが激しいかったり、作り手の思惑が見えたりするといやだなぁ。
音楽でもリマスターが必ずしも優れていると言えないように、ただの話題提供で終わりませんように、、。
今日見るか、休みに入って見るか、すごく悩んでいるワタクシです。
(竹田)