相変わらず、LINN SPACE Optimise大好きです。
(むかしよく、雑誌なんかでも「~~大好きっ子」なんて書き方していましたっけ。改めてすごい言い回しです。)
数週間前に納品した9000、いつもとても反応のよいお客様から中々ご連絡がないので、8000Pでよい感じで聴いていらしたので、もしかして低音が出てきて被っているのかなと打診。
8000よりあきらかにクオリティが上なんだけど、8000のほうがバランスが良かっがたかなぁ、でも最近だいぶ馴染んで来たよとのこと。
そこで、SPACE Optimise(以下SO)をお試し頂くことにしました。
EMPIREはヴィンテージのスピーカーで、もちろんSO対応スピーカーのラインアップにはありませんが、そんな時はothersを選択すると、スピーカーのウーファー位置を入力するように指示が出ます。
とりあえずウーファーのボイスコイルの位置辺りで図ることに。
EMPIREは、下向きにウーファーがついているので、あたりをつけて大体、下から何センチ‥という具合。
実際はわかりませんが、とにかくこういうのはやってみることが必要。
入力しても、お部屋には梁があったり、お部屋の形が変形していたり。
計算値のままではカットし過ぎな可能性が高いです。
グラフに幾つかの結果が出たら、
それがH(高さ)方向での結果か、
W(幅)方向なのか、
あるいはL(長さ)などか、
時にはL-Hなど二方向でのディップの場合もありますが、
これらの結果をそれぞれ、少し触ることでより好みへ持っていけます。
たとえば-23dBと深くカットしていたら-20とか、-17とかまでカットを減らしてみる(低域を出す)とか。
EMPIRE9000は、そうして、
部屋、スピーカー位置の計測によって出た計算値を触ることでかなりよい感じに。
お客様の好きなコルトレーンのサックスは、奥へ引っ込んでいたのが前に出て艶っぽくなり、ベースラインも明瞭になりました!
あり・なし、聴いていただくと驚かれたのなんの。
最近わたし、コレなしでは生きていけません。