LKシリーズの頃から長くご愛用のLINNユーザーもDSを。

LINNの、通称「黒箱」とも呼ばれたLKシリーズ。
KARIK、IKEMI、GENKIなどのCDプレーヤー、KAIRN、KOLEKTOR、WAKONDAはプリアンプ、LK85、LK140、240、KLOUTなどのパワーアンプ。
LINNの一時代を築いたアンプ群。
今見ても、ミニマムなデザインはなんともオシャレで、お客様の中にも根強いファンがいらっしゃいます。
この度ご納品のお客様もそのお一人。
今も大切に「黒箱」をお使い頂いております。
今回Legatoには初めてのお客様としてお越し頂きましたが、これらのアンプは、13.4年前？サウンドクリエイト秋葉原時代に、お求め頂いたもの。
（私の入社前）
DSには以前からご興味を頂いていたご様子で、同僚の方のDSご導入を耳にして、今回ご試聴にいらして頂いたのでした。

弊店でご試聴の際には、「音、明らかによくなりますか？」との心配もそこそこに、キース・ジャレット「ケルン・コンサート」や、エバンスの「ワルツ・フォー・デビー」で、音のスムーズさや柔らかさを実感され、「なる程、これは全然違いますね」。
ご愛用のプリアンプ、パワーアンプはそのままで、ネットワークプレーヤーを追加する形でご導入することに。

和製モダンの素敵なリビングにAKURATE DSが、静かに響きます。
奥様からは「ゆっくり聞こえる」とのコメントも。
そうなのです、より正確な信号が送られることで、情報量が増えて、アキュレートピッチになり、演奏の細部が聞こえるようになります。
アーティストの音楽性がより明白になって、余白まできちんと、ゆっくり聞こえるようになるのです！
新鮮な野菜を味わって食べるような、そんな感覚。

さて、無事に音も出て、ご説明も終えてホッとして落ち着いてみると、なにやら見覚えのあるイスが‥。
ポール・ケアホルムのPK22！！
20年前に求められたものだとか。
LINN LKシリーズとPK22、その魅力、どこか通じるところあります。
オーディオもイスも、やっぱり店にあるよりお客様のお宅にあるほうが絶対的にイイ。
「ものは、使ってこそ輝く」
使い手の愛情が注がれているものは、明らかに生き生きしてくるものなのデス。

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