話としてまとめるのには頭が働いてないのと、色々面白いけどじっくり深堀りしたものでないので、日々のこととしてお気楽感想日記。
★ JEFF ROWLAND Model9 v.s. NuPrime AMG STA
ものすごく大きくて(ワイド45、奥行き60弱、高さが30センチ弱で、電源が別筐体で同じ大きさ、合わせて100キロ)電力を使うアンプ、Jeffのmodel9を、バイアンプでお使いのお客様が、消費電力すごいことがわかったからもうやめたいというボヤキを耳にして、NuPrimeのAMG STA2台のブリッジモードをお勧めした。その対決に個人的興味があったこともあり、お客様を説き伏せて「ご自宅デモ」を決行しました。
サイズの違いから言えば、多分Jeffの中にNuPrimeが、少なく見積もっても7台は入りそう。電源と入れたら14台分くらいの容積があります。
サイズだけで随分負けていますが、テクノロジー宅なは30年近い年数の開きがどうなるか!?
方やバイアンプ、方やちっこいDクラスのブリッジ仕様でしたが、結構な勝負でした。
駆動したのはB&W 801Dで、お客様もお見せした時は「こんなんで鳴るのかい」とおっしゃられていましたが、「ちゃんと鳴ってるな、、。え、いくらなの?」
こういう時に値段が安いとガッカリさせられることもあるのが不思議なもので、安くはないですが、Jeffの当時1台500万円のアンプに比べたら、やはりNuPrime AMGは安いと言わざるを得ないでしょう。
「30万のアンプにしては、すごいのはわかったけど、変えるほどじゃない、スピーカーを変えたいからアンプはそれに合わせて」と、ごもっともなお話で帰りましたが、駆動という意味でNuPrimeのAMGはいい勝負どころか、かなりうまく鳴らしていたと思いました。
90年代で30年も働いているJeffの、鷹揚なダバーンという響きの広がりからすると、確かにNuPrimeの制動の利いた鳴らし方では、スッキリしすぎる感もあるかもしれません。中高域は滑らかだと思いました。しまった、NuPrimeもステレオモードならバイアンプできたからそれでも聴きたかったと、懲りない帰り道。
★ German Physiks HRS130
短い期間でしたが、店頭のV70Aや他のアンプで鳴らし、色々試そうと思っていたのですが、この1週間はご来店も多く、特にGerman Physiksのご希望をたくさんいただき、時間刻みでのご案内となりました。で、朝晩納品やデモに出て、あっと思ったらもうサウンドクリエイトからいなくなっていて、実はNuPrimeとかMAJIKDSM4とかで鳴らしてみたかったので、残念でした。。。無指向性のスピーカーは、ハイエンドなら他にBayz Audioのクーラントとか色々ありますが、形からは想像がつかないようなナチュラルなところがあります。
German Physiksもナチュラルなところと、やはり、ならではの美音が健在。とっても贅沢を言えば、2台目に持ちたいスピーカー。リビングであの素敵なデザインから、極上の美音がしたら、素晴らしいな、とか、あり得ないことを夢想します。(それで、NuPrimeとかで鳴らしてみたかった)
★ Lorentz Audette
サイズ感はすごく使いやすいのだけど、ヴィンテージのスピーカーの中でもとりわけ音がクラシックかなと思っていたAudetteですが、昨今の吸音や、箱のなきを多少抑える(現代のアンプで鳴らすと響きすぎる場合があり)調整をしたら、味わいが出てきました!週末ご来店の方が、クラシックピアノの古めの録音やニーナ・シモンなどを聞かれるというのでかけたら、自分が欲しくなるような、欲張らない魅力的な音。
そうだ。オーディオって欲張っちゃいけないんだ。って、気付かされました。
(竹田)