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ここ数日初夏を通り越し真夏を思わせる暑さが続いていますね。思えばちょっと前までは雨の涼しい日が多い状態でしたが、ここにきてこの暑さ。お恥ずかしながらすっかり体調を崩してしまいました。

そんなところで今回もアルバムを一枚紹介させてもらいます。

晴れた日に聞きたい曲はなんですか?と聞くとおそらくほとんどの人は割とすぐに答えられるかと思いますが、雨の日に聞きたい曲はなんですか?と聞かれると途端に考えてしまう人も多いと思います。

僕の場合はギター奏者バーデン・パウエルのアルバム「o eterno」を必ず聞くことにしています。雨の日の空気の重さに対して彼の奏でるギターの太く力強い響きがしっくりくるのかな~とこれまた勝手に思っています。

特に僕の場合雨とは相性が良く(雨男)、雨になるとなぜかいい音楽に出会えるという不思議なジンクスがあるので休日雨の日は決まって大きな期待とわずかなお金を握りしめCDを買いに行くのが日課になっています。

当然、いつもより人も少ない店内で視聴機独り占めで没頭できるわけですが、視聴の範囲を超えアルバム全部聞いてしまった挙句、結局買わないなんていうことはざらにあります。

今回のこのアルバム、実は雨の日全曲視聴した後買ったものなんですけど来るときは激しい雨だった天気が、出る時には晴れて虹が見えたというおまけエピソード付きでもありまして余計に雨の日に聴くという思い入れが強いアルバムです。

また多くのブラジル人が奏でるギターのイメージとは全く違う一面を見せてくれるアーティスト・アルバムなので、これまた皆さんも機会があればぜひ聞いてみてください。

それに加え私事ではありますが、最近はJAZZの勉強をしています。

が・・・ジャズは幅が・・というかどこから手をつけていいか全くわからない状態です。スウィングジャーナルなどで目下勉強中ですがやはり難しいですね~

音楽の幅を広げるべく本で勉強するのも大切ですが、やっぱり音楽は聴いてなんぼのものですもんね(笑)

ご来店される方が視聴のため持ってこられる音楽ソフト、僕にとっては重要な勉強の機会になっています!

なのでこれからもみなさんとお会いする機会を利用させていただきながら、ドンドン吸収していきたいと思います。

東野

バーデン・パウエル・・・ブラジルの天才的ギタリスト/作曲家。ヴァイオリニストの父の影響で8歳よりギターを始めた彼は、55年にエド・リンカーンのジャズ・グループに参加。60年代に入ると、詩人のヴィニシウス・ヂ・モライスと交流を深め、アントニオ・カルロス・ジョビンやジョアン・ジルベルトらと共に世界的なボサ・ノヴァ・ムーヴメントの隆盛に貢献した。70年代に活動の拠点をヨーロッパに移した彼は、作曲家としてよりもギタリストとしての円熟を極めたと言っていいだろう。ボサ・ノヴァの枠にこだわらず、ジャズからクラシックに至るまでの作品のなかでブラジルの土着的なショーロ奏法を発展させ、独自のスタイルを打ち出し活躍した。――2000年9月に残念ながら他界した。

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