先月の札幌行きはこちらでした。
今年の2月にプリアンプPST-100mk2 SEを、続いて梅雨時に発売された新製品のモノラルパワーアンプAelius 2 Mono SEを導入いただきました。
パワーアンプお納めの折に札幌へ!
スピーカーは、元Tannoyのエンジニアリング・ディレクターが立ち上げたFyne Audioのスピーカー、F1-12。
誇らしげに正面を向く12インチユニットは、ポイントソース・ドライバー設計とメーカーの説明にあります。
凄く雑な言い方をすると、同軸ユニットの現代進化系・・といったところでしょうか。
・・にしても、このスピーカー、お部屋が広いのでわかりにくいかもしれませんが、
高さ135㎝、幅45㎝ 、 奥行き68㎝ですから、前から見ると私よりほんの少し小太りな感じ。(奥行きはこちらの方のほうがだいぶあるはず)
このスピーカー2本を駆動するのですから、結構大変です。
Ypsilonはギリシアのハイエンドブランドで、真空管とトランジスタの技術を併せ持ったメーカー。
天板に美しい細工が施されたこのアンプもハイブリッドタイプです。
この数年で一段階ずつステップアップされてきたご様子のお客様のシステムも、このアンプ導入でやっと完成!?
接続をして、音出しをしながら少々の調整をさせていただき(お客様はLegato時代に弊店のオリジナルグッズの調音系のものをたくさんお求めくださっていて、これが役に立ちました!)あとは鳴らしこみ。
お客様が次々とレコードやファイル音楽を再生してくださって、Ypsilonを扱う代理店の社長と私、3人で音楽談議に花が咲きます。
サンソン・フランソワの師であったイヴォンヌ・ルフェビュールのバッハや、プーランク、鈴木勲トリオからファドの若手の人やジルベルトの「BRAZIL」、ラヴェルのピアノコンチェルトなどなど多岐にわたって音楽を聴きながら、楽しいひと時を過ごしたのでした。
音はその場で消えてしまうけれど、人と聞いた音楽というのはふしぎに心に残るものですね。
(竹田)