★ 大垣にて
先日、仕事で大垣へ。岐阜はもしかして初めてだったかもしれません。
しかし、寒くて、思わず「寒いですね」と漏らしたら、お客さまから、伊吹山があそこに、、今日は曇っていて見えないかな、、これが「伊吹おろし」ですよ、、。と。
体感してみて「ナルホド」と思う。ただ寒いと言うにも、色々あって、それを言い得ている言葉がある。
今、白洲正子著「かくれ里」を読んでいますが、その土地土地で時代を下ってみれば、場所に根付いた風習や、言い回しがあり、あるいは呼び名に当時の名残があったりする。白洲さんの想像力で、土地の人の話や地名から、歴史、、と言うほど大きくはない、時間?を紐解くのが、ある意味スリリングで楽しい。
何にも知らなければ通り過ぎる景色も、土地の人との会話や、時代背景、自分の目や耳や五感を働かせるとどこでも楽しめそう。
初めての土地、仕事の内容に緊張していたらしく、この日撮った唯一の写真は、乗り継ぎの名古屋駅で大垣行きを待つホームに、公衆電話が3台も並んでいたこれでした。(安藤さくら主演の「ブラッシュアップライフ」で、公衆電話見ないな〜と言っていた次の日だったもので)
★ 朽ちていく花
冬はお花もよくもつので、割と飾ります。お花があると、ちょっと部屋も片付くのです。
ものにもよりますが、二週末は確実に楽しめる。更に言えば、朽ちていくのを見るのもまた乙なのです。
花びらが花瓶のまわりに落ちているのもいいし、花弁が開ききってしまうのも、色が浅くなったり、グッと濃く黒っぽくなっているのもいい。描きたいなと思うのは、いつでも朽ちていくところですが、日々姿が変わるから案外難しい。
★でも新芽も好き
この時期の枝の先の健気さも好き。天邪鬼なのかもしれません。
(竹田)