数年前にお求めいただいたTRINNOV AudioのST2 HiFi。
出来ることが多すぎて、中々使いこなしをご案内できておりませんでしたが、今回代理店の方に同行頂いて、色々設定をして参りました。
St2 HiFiは、サウンドオプティマイザーで、プリアンプとパワーアンプの間に接続するなどして、専用のマイクでお部屋の環境を計測し、音響補正する製品。
放送局やスタジオなどにも入っている技術が、コンシューマー向けに!とハイエンドオーディオに参入したのが2013年のこと。
お客様も早い段階で、ピュアオーディオ、シアタールームに導入していただきました。
この数年で、お客様のシステムは、メインとなるシステムが徐々に固定されていかれ、お部屋も新しくされ、Torrinov Audioは一時お休み時期もありましたが、
また復活してスピーカーやアンプの接続変更によってマイクで計測しなおしたりしていただいておりましたが、Torrinov Audioは、3系統の出力が可能ということもあり、もっと便利に使っていただけるように今回改めて調整に伺いました。
CHのパワーアンプとAudioNec EVO3の組み合わせは、XLR OUT(High)
FM AcousticsとBayzAudio クーラント(お客様の一押し)は、XLR OUT(Low)
OCTAVE Jubilee monoとYG AcousticsはRCA(Single Ended)加えてPIEGAのサブウーファーPS1012台をRCA (SUB)に接続。
※マイクを接続してオプティマイザーを発動させるときは、XLRの場合はXLR(Low)がメインとなるため、(High)に接続するアンプも、まずは(Low)に接続して計測し、その後Speaker routingで出力先を決定する。
ワタクシの備忘録として・・(笑)
などなどの設定をして、Torrinov Audioから3系統のアンプとスピーカーの音響補正ができ、タブレットで好みの補正を選択しての再生が可能となりました。
ちなみに、一番補正が少なかったのはYG Acoustics Sonja2.2。
下の写真の上段が補正前で、下段が補正後。
更に自分好みに調整もできますが、色々混乱してしまいそう・・・
ですが、
マイクで計測したプリセットとは別に、「USER EQ Editon」で聴きながら変更して、そのまま登録して、ありなしを体感することも可能。
2013年の発売から、使いこなしまでまだまだいろいろできそうなSt2 HiFiの魅力をお客様も再認識!
ちなみに、St2 HiFiはこの秋AD,DAコンバーターのICがバーブラウンからESSに変更され、新基板になるというアップグレードの用意もされているとか。
中々手ごわいシステムですが、勉強しまーす。
(竹田)