何かにつけ感じたことがあったとき「つれづれ日記」などにまとめてはいるものの、もっと手前段階で、考えにまとまっていないものが多々あります。
PCであれば「未整理」フォルダに入るようなもの。
箇条書きになっちゃうかもしれないけれど、あとあと何かと繋がるかもしれないのであえて「未整理」というコーナーを作ってみる。(ネタがないんだろう・・と思われた方、正解!)
・なぜ、今ワーグナーの「指環」か
とっても素晴らしい入門書を手にした。「<ニーベルングの指環>教養講座」山崎太郎著。
ワーグナーが指環に取り組むにあたり下敷きにした神話には「始原」と「没落」があり、それをワーグナー自身、自分の生きる時代(革命によって変わりゆく近代社会)に重ね合わせ、再構築している。よく歴史は繰り返すというけれど、現代社会の問題も歴史の事柄に置き換えてみる。そういうことから未来への突破口を見出したい。
そんな風に読んでいるのだけど、ここで発見。
占星術の世界では「グレートコンジャンクション」といって、20年ごとに大きな変化の境目があるのだけれど、2020年は昨今ではとても大きい変化、220年続いた「土の時代」から「風の時代」に変わった。
「土の時代」を象徴するのは、「物質」や「所有」。
一方で「風の時代」は「情報」や「体験」など。
もっと色々あるけれど、根を張る時代から動きのある時代に変わったということは想像にかたくない。
その変化を特に体感できる、象徴するのはコロナによる世の中の変容。
220年前というと1800年。
ワーグナーが生まれたのは1813年ー1883年。
その前の「火の時代」1960年頃からで「情熱」や「直感」の象徴。
その時代に様々な芸術が熟したのもわかる気がするし、その時代と1800年代の音楽の纏う雰囲気が異なるのもわかる気がする。
私も40年以上「土の時代」を生きて、今時代の境目に立っている。ワーグナーの「指環」になぜ関心が向かうのか、ただ音楽の素晴らしさだけじゃないのかも。
・今週観た映画
「怪物」「去年マリエンバートで」
「リーマン予想・天才たちの150年の闘い ~素数の魔力に囚われた人々~」(NHKのドキュメンタリー)
それぞれに思うことあり。ただし未整理。
前者2つは「観る時代」に思いがいく。
ドキュメンタリーは、これまだ「時代」とか「歴史」に思いがいく。
・梅ってホントに枝を上に上に伸ばしていくんだな。
難しいことばかり考えているようですが、美しい顔の佐藤健のドラマに突っ込み入れたり、今更初めて「東京ラブストーリー」見てみたりしてはこちらにも「見る時代」を思う。
(竹田)