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この価格帯で久しぶりにとってもいいスピーカーです。

為替、物流、原材料の高騰・・・
海外製品はほんっとに高くなりました。いやになってしまうくらい。

これからオーディオを始めたいという方に何を勧めたらよいの・・ととっても悩みます。
弊店のヴィンテージユニットをつかったミニミニシリーズのスピーカーはそうした流れの中、作ったものでもあります。
が、メーカー品で20万円以内のトールボーイスピーカーで、久々に良いと思うものが入りました。

フランスのElipson HORUS 11F。

サイズが、ワイド175㎜、奥行250㎜。どのくらいのサイズかというと、
グリルや端子を抜かせば、ほぼほぼiPadくらいのサイズ。

高さは850㎜と、トールボーイとしては小ぶりです。
重さも13キロなので、小さくてずっしりというものではなく、どちらかというと軽めのスピーカー。

スピーカーにとって重量は結構大切で、アンプは昨今重いから良いとは限らない(MAJIK DSM4しかり!)のですが、スピーカーはある程度重さがある方が良いと思ってきました。
・・が、このスピーカー、全ての塩梅が良いのです。きっと。
大きさ、作り、重さ、ユニットの選択、バスレフの位置?
なんだかよくわからないけど、とにかくどうやらすごくうまく行っているスピーカーだと思います。

このスピーカーの音で何がよいかというと、まず低域。
低域がチャカチャカしたり、ブンブンいったり欲張った低域ではなく、とても落ち着いて品の良い低音。
制動しやすい印象があります。
クラシックの大編成、ピアノ、ヴァイオリン、JAZZのベースの出方が良いです。
今の時代、この価格帯ででこの感じの低音は珍しい感じがします。

それから中域がとっても魅力的。
とくにハスキーボイスの女性の声。
アニタ・オデイ、クリス・コナー、エラ・フィッツジェラルド、日本人ならAIさんとか宇多田ヒカルとかいいです。
中域にちょっと存在感があって、声に肉感的なところがあって抑揚が出ます。

この感じで鳴っていて、もう一息踏み込んでほしかったのは、男性の声、チェロ、ピアノ協奏曲。
ただ、初日で午後から鳴らし始めたばかりなので、とても期待できます。


色は、ブラックカーボン/ ライト・ウッド・ベージュ/ ウォールナット・ダーク・グレイの3色。
写真はライト・ウッド・ベージュ。

ラインアップにはブックシェルフ型もあり、こちらも入荷しています。
常設していますので、是非店頭で聴かれてみてください!

elipson HORUS 11F   ¥198,000 税込ペア
メーカーサイト

(竹田)

Davone Twistのほうが気持ち大きい

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