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昨日いそいそとレコードをもって帰り、久しぶりに腰を据えてのレコード鑑賞。
家のLP12 SMEで聴くのを楽しみに持って帰ったこのレコード・・でしたが、
期待に反してよろしくない・・というかピアノが歪むのです。。。

ヴィンテージスピーカーだし、ネットワークかどこかそういうこともあるだろうか・・
Telefunkenのヴィンテージ管にしているので、そのせいだろうか・・

まずは簡単にできること、元々付属していたKT120に変えてみる。
音の鮮度が高くなったり「整う」感はあるけれど、歪は消えない。
左から特に出ているので、ミニチュア管を左右変えてみる。
さっきよりいいけれど、どこか店で聴いたのよりこもっているしピアノはやっぱり歪むなぁ。

レコードプレーヤーのせいかどうかを切り分けるのに、LINN DSに切り替えてみたらやっぱり歪むので、これはもうスピーカーか・・と思う。
ヴィンテージスピーカー調整時の確認用でよくかけるビル・エバンスのピアノでトニー・ベネットが歌う「Some Other Time」をかけてみるけれどさして問題なく、ユニット要因の歪み・・とも違うような気がしてきました。

さて、かなり、とても面倒だけれども、こうなってくるとスピーカーの背板を開ける前にやることがある。
ラックをぐーッと前に出して、配線を見直そう。。。

自分の家だから、最近は「感動する」ほどはなくて、「この音楽いいなぁ」くらいで聴いている中で、
確かに「ひっかかり」はありました。
店でLINN 119を聴くにつけ、ヴィンテージスピーカーでは諦めなくちゃいけない部分があるのかなぁ。
どこか何かがほんの少しまとわりついているものを感じなくはなかった。

ちょっと照明の電源とかが影響しているかなぁ。
でも薄暗い中で聴きたいしなぁ。
わかっちゃいたけど手につけなかったラック裏。

入ってすぐに目を見張りました。
あれ・・。LP12の電源何でここにささってんの。
LINN MAJIK電源のアース(LINGO4もRADIKALも)はプリアンプに戻すのですが、DSよりも後ろ、1本のパワーレールの一番最後からLP12の電源を取るというのは、2021年頃からの弊店の基本中の基本。
いつからこうなってたー!?
と過去の過ちは放っておいて、ケーブルの配線とか、全部見直しましたよ、もう。
そもそも仕事と趣味の境界線が曖昧ではあるものの、一応家に入れば仕事モードから切り替わるのに、
夜になってこんなこと‥と思いながらも、繋ぎなおしてかけてみたら、、、、、、、、、、、、、

歪み消えました。
歪み消えましたし、ずっと引っかかっていた纏わりつくものもなくなって、
Tannoy Corner CantreburyにもOCTAVE V16にも、SMEアームにも、疑ってゴメン・・・と思いました。
オーディオの感動も音楽の感動も全部戻ってきて、夜中までレコード聴いちゃいました。
そして照明もこの際別のところに置くことにして、ライティングを変えて気分も変わりました。
掃除もできました。

昨夜の学びは意味深かった。
電源の順番が1か所違っただけでしたので。
しかも、件のピアノコンチェルト以外は、そーんなに悪くなかったので。
ピアソラも、クライバーのベートーヴェン交響曲も、レスター・ヤングも、ボズ・スキャグスも、カルテットも歪んだりすることもなく全然悪くなかったですが、俄然良くなりました。
ただ、キース・ジャレットとギドン・クレーメル「Tabra Rasa」とKUNIKOさんの「Kuniko Plays Reich」は、多分引っかかっていたせいか登場回数が減っていましたが、愕然として良くなりました。

私の自慢のCorner Canterbury・・なんて言ってこのざまでお恥ずかしい限りですが、やっぱり自慢だった。
(竹田)

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