ALTEC 847 A Seville(セヴィル)入荷しました!
1967年に発売されたALTECのホーム・ユースのスピーカー。
ALTECとしては、かなり小ぶりなものです。
70年に入ると国産箱もあったようですが、この箱はオリジナルのものです。
付き板は張り替えレストアしていますが、格子、背面は当時のもの。
格子の部分だけでもこんなに綺麗に残っているとは、奇跡的ですね!
背面にアッテネーターがついております。生憎このアッテネータは左右で、数値によって誤差がある個所がありますが、
3に設定して左右バッチリ問題ナシ。こうしたところヴィンテージではよくあることなので、こういうことで驚かずに仲良く付き合います。そもそもここまで元気で健在していることにありがたみを感じてしまいます。
ユニットは、414-Z。
単体売りの414-8B という型番でマグネットカバーが付いているタイプがありますが、これと同じもので、システムに元々搭載されているウーハーはカバーが付いていないものが多いそう。いずれも8Ωとなります。
ツイーターは3000H。ネットワークはN3000E。
ユニット配置は、ツイーターもウーファーもセンター。上にツイーター、その下にウーファーです。
ツイーターが取り付けられている穴が少し大きめに空けてあり、ここがバスレフポートになっています。
ALTEC Sevilleで調べると、ウーファーの下にバスレフポートを設けている写真がたくさん出てきますが、時代によってポートの位置は異なるそう。その時々の開発担当の考えで、このあたりは変更されるようです。
音は・・・
響きが素晴らしい~。そしてLINN DSやLP12と合わせて聴くと、現代の録音やハイレゾも全く遜色なく、古めかしくならない鳴り方。
懐の深い響きなのですが、30㎝バスレフだからか、トロさがなく、キレのある鳴り方。
OCTAVE V70SEとは相性バッチリです。OCTAVEの中でもV70SEは、どうもJBLやALTECのヴィンテージと相性がよいようです。
B&Wオーナーのお客様も、Sevilleの広がりや奥行きのある音場感、意外と現代的になる鳴り方に魅了され、1週間のうちに2度聴きに来られたほど。
ちなみに、個人評ですが、大型ウーファーより、小ぶりのウーファーでハイスピードが好きな者としては、同じシリーズのValenciaより好みな感じ。
しばらく②Fに常設しております。
是非!
ALTEC Seville(セヴィル) サイズW535×D381×H652mm