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日が長くなりました。
夕暮れ時にLINN MAJIK LP12SEをご納品。

お客様のシステムは、
LINN AKURATE DSネットワークプレーヤーMaranz CDPプリメインアンプ、B&W 805。
お持ちだったTechnicsのターンテーブルとの入れ替えで、LINN MAJIK LP12SEを導入されました。
最初のきっかけは、飯田有抄さんのYoutube動画。
有抄さんの聴かれたレコードのうちエレーヌ・グリモーのMemoryの盤のドビュッシー「アラベスク」や、交響曲などで、
MAJIK LP12、MAJIK LP12SEなどをご比較され、LP12SEの緻密な再生に「いいですね。これなら末長く楽しめる」。

それから約3ヶ月もお待たせしてのご納品。事前に色々お話しして、電源周りについても「弊店のお勧めする正しい接続」をご提案しました。

まずは、これまでの電源接続、オーディオに特化した3ピンタップから全ての電源を取ったかたち。そのあと、弊店のおすすめの接続に変更。電源だけでなく、アンプ間のインターコネクトも合わせて変更。

元々の接続の時点で「前のターンテーブルとぜんぜん違うなぁ、いいなぁ!」と仰られていましたが、ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」をかけた時の低域の混濁にやはり少し不安があり、上図に変更して再度聞いていただくことにしました。

この盤は、弱冠32歳という若きケルテスが名門ウィーン・フィルを指揮したもので、ESOTERICが復刻させたこのレコードには「録音史上最もドラマティックな『新世界』と呼ばれる」名盤と、副題をつけられていますが、まさにその通りの名演。

なので、だからこそ、、、

接続変更後音を流し始めたところ、お客さまは世間話などされてワタクシ心の中で「音楽聞いて〜」などと思った瞬間「全然違いますね!こんなに違うものなの?今のところ、イイですね〜!!さっきもいいと思ったけど、こんなに違うとは」。

心待ちにしていたものがやっと届いて、その興奮で良いねと思っても、肝心なのは音楽の感動が永続すること。

お客さまからは次の日も、その後もご連絡があり、LP12を堪能していただいている様子。

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LP12SE、感動しながら聴いています。フルトヴェングラーの帝国ラジオ録音のレコード、予想以上に素晴らしく鳥肌がたっています。

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そんなこんなしているうちに、いつの間にか東京タワーもライトアップされました。

グリモーのアラベスクは、音の粒子を解き放つような感じに思わず「キラキラ」という言葉が浮かんだ、素敵な音色になりました。
(竹田)

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