Ansuzという、日本初上陸のインシュレーターに注目しています。
PIEGAやOCTAVE、NuPrimeを扱う輸入代理店が始めた製品だから興味を持った…というのが取っ掛かりとしては正直なところですが、これが凄い。
アルミのインシュレーターで、それを各素材でコーティングして(※)、二層になっている二つのパーツの間にセラミックボールが三点配置されていて、なんとなく振動をどうにかしている雰囲気ではあるのですが、細かい造りについては不明ですが、このインシュレーターで、スピーカーケーブルを浮かすと、逆起電力をキャンセルすることができる…というものだそうです。
(※ コーティング素材はグレードによって異なるが、中身はすべてアルミニウム)
メーカーの説明を噛み砕くと…「通常、アンプからスピーカーに流れる信号と、逆起電力でスピーカーから戻ってくる信号が、時間差でケーブルに流れている。電気信号が流れる時に発生する振動を消して無駄な信号(逆起電力)を低減させることで、スピーカーもアンプも負担が減って、本来の力を発揮できる。」とのこと。
逆起電力撃退(!?)に効力を発揮する製品は、NuForce Majic Cube始め色々ありましたが、ケーブルインシュレーターではあまり聞かないような。
ちなみに、これは上述のように逆起電力に対処しているため、スピーカーケーブル以外にはそれほど効果を発揮しないですよとまで言っている潔さ。
ちなみに、EXAKT AKUDORIK(アクティブスピーカー)の電源、入力のためのヘッドユニットから両スピーカーへ繋がるLANケーブルにも試してみましたが、確かに分解能が少し上がるものの、スピーカーケーブルに使った時程の驚きの効果は得られませんでした。(スピーカーケーブルでは一瞬にしてわかる)
これは、EXAKTも、Ansuzもすごく理に適った造りをしているということで、オカルトなアクセサリーとは一線を画しています。
インシュレーターは天然素材でないと!な、SOUNDCREATEでも、これは太鼓判を押せます。
右がA(36,000円/個)、左と中央がd-tc(115,000円/個)コーティングの素材、重さが異なります。
DARKZ CABLE LIFTER(ダークス・ケーブル・リフター)
A:36,000円 アルミニウム(アルマイト処理)
C:50,000円 アルミニウム(硬度アルマイト処理)
D:87,000円 アルミニウム
(高真空のチャンバー内にてアルゴンイオンでプラズマ洗浄、高温高圧でタンタル原子コーティング、ダイヤモンドコーティング)
d-tc:115,000円 混合銅(高真空のチャンバー内にてアルゴンイオンでプラズマ洗浄、高温高圧でタンタル原子コーティング、ダイヤモンドコーティング)
製品は外周部に使用する素材や処理が異なる4つの品質レベル(A/C/D/d-tc)がある。中心部は全てアルミニウムとなる。
d-tc:混合銅(高真空のチャンバー内にてアルゴンイオンでプラズマ洗浄、高温高圧でタンタル原子コーティング、ダイアモンドコーティング)
※タンタルは、ダイアモンドよりも取りにくいものなのだそうです。