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★ SELEKT DSM 4種比較
月末までの4種階段比較で、週末ご来店のお客様はお持ちのB&W803に合わせて、店頭でも803D4でご試聴いただきました。
SELEKT KA一体型で鳴らされているので、UTOPIKやORGANIKは気になるところ・・。
MAJIK DSM4をお使いの娘さん(最高のオーディオ友達!)とご来店。
最近よく聴くとお話しのノルウェー歌手のAnette Askvik(アネッテ・アスクヴィーク)のLibertyというアルバム。
透明度の高い声。
お嬢さんからのリクエストはKPOP(アーティスト失念!残念!)
低域の迫力、音の広がりから音数など、わかりやすく、お父様も「コレわかりやすい」。
その他ヒラリー・ハーンや、トリフォノフのラフマニノフなど。
最新電源、UTOPIK搭載に変えたところ、KPOPに躍動感が生まれ、音数も増えて、お父様、お嬢さん、同席の私もみんなで「おお!」と驚いてしまいました。(ワタクシ心中で「803、SELEKT一体型でドライブできてる。。。と目を見張りました)

ORGANIKの音のつながりの良さ、広がりに唸られるものの、UTOPIKによる変化のインパクトが大きかったご試聴でした。
最後に最近入ったPIEGA COAX811を少し聞いていただくと、「コレは役者が違う・・」とお父様。
お嬢さんは、低域スゴイ!と、すぐにスピーカーの近くに行かれ細部を見られるマニアっぷりを(笑)。

5月後半にはまた、SELEKT KA中古品が入荷予定なので、4段階比較可能です!

★ Wharfedaleでエラとルイ
初めてご来店のお客様。
お話をしながら、これはどこのスピーカー?と聞かれるがまま、鳴らしたスピーカーはWharfedale W70。
実は少し自信がなくて、内部吸音がだいぶヘタっているのですが、まだ手付かずで、人によってはちょっと昔のラジオっぽい鳴り方・・と言われることもあり、レンジが広くないのはともかく、少しくぐもっているところもあり、曲を選びます。
なので、ついエクスキューズを入れながら繋ぎ変えて、ボーカルということで、エラ&ルイに助けてもらうことにしました。

ただ、なぜだかワタクシ、とてもよく聞いているアルバムの中でも一番なじみのない「Isn’t This a Lovely Day」をプレイリストに載せたのでした。
そうしたら、奥ゆかしい鳴り方ながら、何とも味わい深いエラの声。
お客様のリクエストでボリュームは抑えめに。

自分で「これはいいな」と思うときは、多分お客さまも同じことを感じていらして、好みは置いておいても、
音楽とスピーカー、それを鳴らすシステム、音量、その場の空気、、など、そのすべてが揃っているとき。
この時もそうで、オーディオ歴60年というお客様が「いいですねえ」と唸るように仰ったのでした。

気持ちの良い5月の午後の光も手伝って、なんともよい時間でした。

ところでこの歌、ちょっと面白い歌詞。
麗かな陽光にピッタリなメロディなのに、裏腹に歌詞は、「雷でも稲妻でも私にはLovely Day」と歌っていて、なぜなら「天候の変わり目はKeep us Togetherだから、雨でも全然オッケー」と。
きっとミュージカルか何かの一曲なのだろうと思いましたら、フレッド・アステア主演「トップ・ハット」の劇中で歌われる歌でした。

雷や稲妻は、メロディとも午後の並木通りとも無縁でしたが、歌っている人の「全然オッケー!とても良い日」という気分は、やはりピッタリなのでした。

それにしても、はじめてお目にかかる方と同じ音楽に耳を傾けるというのは不思議な時間だなぁ、しみじみとオーディオの存在に感じ入りました。
(竹田)

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