お客様の声

昨日に引き続きの話。

これは、色々な方から言われることなのですが、このエピソードがとても面白かったので・・・。
月曜日にセッティングにお伺いしたお宅で、初めにいくつかのソースを聴かせて頂く中に、この曲がありました。
モーツァルト フルートとハープのための協奏曲
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この盤のフルートがもう少し高さが出ないものかというのがお悩みとのことでした。
同席されていたご友人はこの盤を聴かれ、
「これどこの?シュターツカペレ?」
この演奏だったら、もっとフルートが華やかな演奏がたくさんあるのに、なんでこんなに古臭い演奏を聴いてるの。
いかにも東ドイツという暗さ。パユの盤とか、もっといいのがあるよ。
・・・
そんなコメントがありました。
これはセッティングBeforeの印象。
さて、低音の揺らぎがなくなったAfterの印象として、多分この曲は大きく変わるだろうと思って、聞いて頂くようリクエスト。
すると・・・
これは、最初は何かと思ったけど、きらびやかな演奏とは違った渋さがあって、いい演奏だねぇ!いかにも東ドイツらしく、なんともいえない深みがあるね!
・・・という、「東ドイツ」の評価も右から左へ大きく変わってしまいました笑!
CDクオリティに関して、DSで再生すると、今までと全然違ってよく聞こえるというコメントをたくさん頂きます。
先日のMAJIK DSMとHELICONのインプレッション頂いた方も、この点に驚いた、とメールの後のご来店でも仰られていました。
古い録音で、CDプレーヤーの歪みや、低音の揺れでうまくその演奏の良さを引き出せていないということは多々あります。
DSオーナーの方、古い録音はいい音しないだろうとリッピングをあきらめず、是非聴いてみてくださいませ♪
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