お引っ越しに合わせてシステムを・・というご要望をよく頂きます。
今回はご新築のマンションへお引っ越しの方で、マンションが出来上がる数ヶ月前にシステムのご注文をいただきました。
システムは、こちら。
店頭で一番始めに聴いて頂き、その後様々なものを聴いて頂いた上で、やはりこれが圧倒的に好きな音!と選ばれたDavone StudioとLINN SELEKT DSM、そしてLP12!
素晴らしい組み合わせで、納品は少し先だけどご入居を楽しみに・・と言いつつ、店頭でスピーカーが広々置かれているのをご覧になられたお客様が、「やっぱりこれだけ空間取らないとだめですかねえ。」と、TVボードと壁の間に置くことを少しご心配の様子。
社内で相談したら「スリットあければいいんじゃない??」とのこと。
スリット!?
私にはその発想はなかったのですが、配線用の穴あけなど、多少の変更がまだきくこともあり、「鳴りやすくする」ための仕込みをご案内させていただくことになりました。
たとえば、分電盤からオーディオ専用に電源をひいてもらうこと(3芯はNG。あくまで2芯)は、ご新築の場合は常々ご案内していることですが、TVボードへのスリット穴は、画期的に効果大。
バスレフポートも後ろ向きについているDavone Studio。
スピーカーの後ろには、壁とTVボードで挟まれたこのくらいの空間なのですが、、、。
こんな風に、縦と横にスリットを入れてもらうことで、音が抜けてコーナーに音がたまらないため、Studioは最初からのびのびと手足を伸ばしで歌いだしました!!
我ながら、ウチの店のノウハウすごい!!と思いました。
LINN SELEKT DSM/KAとLP12もコンパクトで、このシンプルなスタイルでこれだけの音がリビングで出るとは。
SLEKETにはHDMI基盤搭載で、Apple TVやBDなどが全てSELEKTに接続され、ARC対応のHDMI端子と接続して、音量調整はTVリモコンでも可能。
LP12はMAJIK LP12をベースに、33回転・45回転どちらの対応もできるよう、LONGO4を搭載し、アームをAKITOにしたもの。
ご主人様がお仕事から帰ってこられる前に・・と設置・設定を済ませたところへ「いやいや、今日はどうも」とグッドタイミングでのお戻り。
「では、早速。Kazoo(コントロールアプリ)入れてあるんです」と、腰掛ける間もなくお気に入りをプレイリストへのせ、音が出た瞬間、私と金野へ文字通り目を丸くされ驚きの表情。「いいですねえ!!」
そこから先はソファへかけて「ちょっとこれも聴いてみよう」と、これでもかと言うほどシステムとマッチした選曲で、お客様もシステムもお互いに「超嬉しい!」という感じのひととき。
レコードを鳴らしては
「いいなあ。昔から持っていたこのレコードがこんなに鮮やかに聞こえるなんて」
映像を流しては、
「ライブ会場にいるみたいだ」
技あり効果も、システムと音楽のマッチングも、全てにおいて嬉しい楽しい熊本納品。