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今週もDavone MojoとLINNの新型MAJIK DSMのお届けに。

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今回のご納品は、事前にお客様からセッティングのご相談を頂いていました。
広いリビングでこのシステムを楽しむのにどこがいいだろうか、とのこと。
TVの横のローボードに置いてもいいし(赤まる)、
TVの脇よりもっと離して、壁一面使ってもいいし(緑まる)、
部屋全体を鳴らしちゃうということで対角線に置いてもいい(オレンジまる)
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そこまで自由度があるなら、この3パターンを実際聴いて頂き、
音的にお好みの場所に置きましょう!ということに。
上の図から言うと、左の角の緑の丸がこの写真
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TVのローテーブルより50cmくらい高いシェルフに置いています。
右チャンネルはTVのローボードに置いたので、高さの違いはありますが、壁全体が鳴って中なかイイ感じ。
ローボードの上に台を載せて高さも合わせてみたりもしてみました。
(段差セッティングは、視覚で感じるほどには違和感はないのですが、どうしても見た目気になってしまうから)
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この写真は、右の隅。
TVのローボードは、大変立派なブビンガでかなりガッチリしています。
本日試した3パターンの中では、このローボードの両端に置いたときが、一番響きがなくなりました。
そういえば、以前スピーカベースのよいものを作成するのに色々試した時、ブビンガは固くてあまり響かなかったということがありました。
Mojoは直置きではなくて、積層の板の弊店のオリジナルボードを使ってはいるのですが、もしかしたらローボードの素材が関係ありますかしら。
ちょっと楽しみだったのは、これ。
対角線セッティング。
左チャンネルは、上の写真と場所を変えずに右をTV脇からぐーっとお部屋の隅に持っていきます。
下の写真、窓に映っている向こうのMojoが見えますか?
2、30畳あるお部屋の角と角。
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(TVのローボード向かいの右の隅)
これが中々面白い。
部屋全体に音が届き、ソファやダイニングテーブルの椅子に座っても、部屋の中を動いていても、音に包まれる感じ。
3つの中で、これが中々いいかもね、ということでこの対角線セッティングで落ち着くことに。
しかし!
ここまでのところで操作のご質問はご主人からも奥様からも色々頂くものの、
「音いい!」などのコメントを頂けておらず。
「お店で聴いた時もっとよかったような」という雰囲気がどことなく漂っております(汗)。
つい「エージングでもっとよくなってきますので」と言い訳したりして。
色々な曲をかけている中で、
ご主人が「ピアノ聴きたい」とグレン・グールドかけた瞬間
「あ、そっか」と、
右チャンネルのスピーカーをグーっと壁から離しました。
動かしている途中から、奥様が
「あ、音変わった変わった!よくなった!!」
ご主人様も
「いい、いい!」
と、やっと笑顔。
気がつけば、それまでMojoを置いていた位置の脇には、
大きな空調があったり、カーテンのたまりになっていたり。
お部屋の癖が一つ分かるとだいぶ気持ちもほぐれるので、この後は調子にのって、反対側のシェルフももう少し壁から離してみたり。
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「イヤー最初に聴いたときは、『こんなもんなのかな』と思ったんだよねー!」

ハッハッハとご主人。
それを聴いて焦る、焦る。
でも、結果的には奥様も
「部屋全体が鳴っている感じで気持ちいいね。いいね!」
「中音域はとってもいいね」
とにこやか。
もう少しエージングで鳴らして、馴染んで低域もしっかり出てきたら、シェルフの後ろも吸音して頂くこと等お伝えして、失礼して参りました。
こういうシステム、ポンと置いて良く鳴るように見えるMojoでさえ、
本当にこんなちょっとしたことで変わるので、セッティング重要です。
そして、セッティングさせて頂くときは、ワタシも格好付けずに自分のわかりやすい曲などかけさせて頂こう・・・と心に誓いました。
今回も学ぶことの多いご納品でした。
お客様の正直な感想と、私たちのセッティングの腕、
擦り合わせはやはり現場でないとできません。
音は現場で鳴っているんだ!から。
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