あまり知られていないと思いますが、サウンドクリエイトではデンマーク家具中心に家具も扱っています。
とはいえ、ワタクシ一通りのこと(それもごく一部)しか 知らず、先日取り扱いのフリッツ・ハンセンさんで勉強会をして頂きました。
相手を知るにはまずその背景から・・・ということで、
デンマークという国は・・・と基礎からスタート。
「デンマーク」と聞いて、想像するのは、
北欧、(もちろん)Davone、B&O、ディナウディオ、Dali…
家具、曲げ木加工、夜が長い、デニッシュ、背が高い、
ロイヤル・コペンハーゲンの食器、ジョージ・ジャンセンのシルバーのアクセサリ
アンデルセンの童話!
偏ってますね・・。
その程度の知識ですので、デンマークについて知るだけでも
「へ~」という感じでオモシロイ。
九州と同じくらいの面積で、福岡と同じくらいの人口。
海に囲まれて島も多いので、なんとなく近しい気持ちがしてしまいます。
(イタリアもそうですが、好きなものと自分(日本)を紐づけたくなるのは性です)
しかしながらちょっと、いやだいぶ違うのは、
家具との付き合い方でしょうか。
良く聞く話ですが、デンマークの冬はとにかく日照時間が少ない。
夜が長く家の中で過ごす時間が長いので、暮らしの設えに重点がおかれるのだとか。
それから物価が高いので、外食するよりは、自宅に親戚、友人を呼び合う習慣があって、
それで家具や食器に凝るようです。
なるほどね~。
日本は、特に都心だとお店も多いし、時には1週間外食続きなんてこともあるのでは?
食器に凝っていた実家の母が、父の男友達招いても分かってくれる人1割でツマランと言っていましたが(ヒドイ)、家具も食器もデンマーク程ではないのかも?どうかな。
昔から天災も多いし、長く使うよりは新しいものに変えていくというところがあるのかもしれません。
私も地震で気に入りの食器が壊れた時は「もういいや」と思いましたが、考えてみれば家具は一生モノ。
革や木なら染みも色あせも味になっていくでしょうし、メンテナンスして使っていると味わいが深くなっていくのが確かです。
話が逸れましたが、デンマークという国、税金が高い分、福利厚生が手厚く、また環境配慮が進んでいるのも特徴のようです。
人材育成が盛んで、デンマーク家具の工房を国が持っていたりと、話を聞いていると、とても堅実で理にかなったことをやっている感じです。
詳しくないながら、デンマークの名作家具のスゴイと思うところは、
機能美で、作り(フォルムやデザイン)と掛け心地、あるいは強度、耐久性、あるいは使い勝手が両立しているところ。
そして、デザイナーや型違いのものを混ぜこぜにしても調和するところ。
最後に派手さはないけど長く付き合っていて飽きないところ。
それは、奇をてらったものではなく、やはり用の美だからなのだろうと思います。
かといってこじんまりしないし。
長くなりました。
先日の勉強会の内容まだまだ続きます。
今日はここまで?