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LINN RECORDから、またしてもレコードの新譜が発売されました。

5月にウィリアム・オービット「my Oracle lives uptown」がリリースされ、9月。今までのことを考えると、結構頻繁。

(このLP、結構すごいです。録音はさることながら、エレクトロニカのジャンルでは知る人ぞ知る巨匠で、マドンナ「レイ オブ ライト」のアルバムをプロデュースしている人。なぜいきなりLINN RECORDから発売されたのかがよくわかりません。しかもLPのみのリリース。録音もよく、I様やM様にお勧めしたいです。O様やW様にもお聴き頂きたい!)

 

話が脱線して、ややこしくなりましたが、今回発売されたのはフィオーナ・マッケンジーの「ELEVATE」。

このアルバムが、ソロとしては初のアルバム。CDでは2008年に発売されたので、この可愛らしいジャケットはなんとなく見知っていましたが、一たび聴くと結構本気系。可愛い女の子のボーカルCDという感じではありません。

 

今回LPになったので、その意図はどこにある・・・?と、何となく気になりネットサーフィンしてみましたら、ものすごい詳しい記事を見つけました。

私がとやかくご説明するよりこちらを読んで頂ければ・・・。

http://cottonwoodhill.blog21.fc2.com/blog-entry-4219.html

 

話を続けます。

これを読んで道理で・・・と思ったのでした。(自分の中での勝手な道理ですが)

このアルバムの5曲目を聞いた時に何語だかわからないながら(実際はゲール語)、何となく音楽や言葉に対する思い入れを感じて、日本のボーカリスト元ちとせを思い出したのでした。

 

あまり詳しくないのですが、元ちとせは奄美の民謡歌手で、「ワダツミノ木」のファルセットは、それゆえに・・・というようなことを当時TVで見たことがあります。

更に、何かのインタビューで、自分の中で民謡とかPOPSとかジャンル分けせずに融合させたかった・・・というような内容の話をしていたような気がします。(うろ覚え)

 

その土地土地に誇りと敬意を持つ人たちが、伝統に新しさを混ぜて料理して、また変わっていく。

その螺旋がその土地を更に強くする・・・と思います。

 

はたと、それは東京のような所では起こらないんだろうか、と。

奄美民謡も、ゲール語もどちらかというと、島で歌われたり、話されたりですよね。

海に浄化されて、余計なものはあまり入ってこないから、強い文化が残っていくんだろうか。

(民俗学について、まったく暗いので、全て想像で物を言ってしまっています。お赦しを)

 

東京でも、それぞれの街で誇りと敬意を持てば、その場所場所の文化が色濃く育っていくはず。

人の出入りの早い東京でも、じわじわと根底を強くしていくような・・・、街を作るひとつでありたい・・・。

 

そんなことを思っている中、今日三越がOPEN。

どんなふうにまた銀座は変わっていくのかしら。

追記 今日は、久々にいい感じでグルグル滅茶苦茶な話ですねぇー。
(竹田)

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