
LINNのフラッグシップシステム、360スピーカーとKLIMAX HUB。
昨年ご納品いたしました!
長いことB&W 801DをJEFF ROWLAND Model9で鳴らされていたお客様。
LINN KLIMAX DSを導入されてからのお付き合いで、お目にかかってからずっとスピーカーとアンプが課題でした。
これより格段に良くならないと嫌。でも機器はスッキリしたい。
これまでにもいくつかのスピーカーをご案内していましたが「いいんだけれど、もう少し低域が・・」
(ちなみにJEFFのアンプの修理が必要になった折には、NuPrimeをお勧めしたら小さくても良く駆動するので驚かれていましたが、
さすがに500万円クラスのアンプの買い替えに30万のアンプは嫌だなぁ。。。ということも)
そんな中、お客様の「耳」に留まったのがこのLINN 360。
一昨年11月のオーディオショーで、回られた際「これは・・」と2部屋に分かれたLINNブースで360EXAKT、350PASSIVのご比較を何度もされ、その後も店頭でじっくりご試聴いただき、年末にご注文。
最初の頃は6か月待ち(※)で、更に少し伸びてしまい昨年9月にやっとご納品となったのでした。
(※現在は3か月)
お客様のセレクトされた色は、濃紺で煌めきのある「Heritage」にシルバーのトリム。
旧型のKLIMAX DSもお持ちで接続は可能でしたが、入力の豊富な新型のKLIMAX HUBと合わせてお納めさせていただきました。
リフォームをされ、背面の壁いっぱいの機材はずいぶん整理をされて、レコードの棚や機器のラックが収まる様にと入念なご準備で迎えられた360。
まず再生されるのはビル・エバンスの「My Foolish Heart」。
音のクオリティは凄いなぁ。初日はこんなものかと思います。ゆっくり調整しよう。
と、後日にオプティマイズにうかがったり、ネットワークのLAN環境を整えたり、他のシステムの電源を整えたり。
また、お客様自作の拡散パーツ(天井いっぱいに恐るべし数の拡散パーツを自作なさった)・・などなどで、
その度ごとに、自然なクリアさと臨場感、そしてお客様の熱望された深く沈み込む低域、中高域のキレやスムーズでよどみのないボーカル・・が、向上していき、最近伺った際には「かなりいいんじゃないでしょうか」とにっこり。
やればやるだけ良くなるしで、他にできることがないかお探しのご様子で、ついにはどこかで見た調音アイテムまで、これまで飲まれたワインのコルクで作ってしまわれたお客様。
御来店されては「なんかいいスピーカーないもんかな」と仰られていた日々が遠い昔のように感じられます。
(竹田)