こんにちは。今回はDSあれこれ番外編です。
ここまで天井編、床編と続けてきましたが、
今一度、新しくなったSPACE OPTIMISATIONの変化や、お部屋の家具のどこまで計算に入れた方がいいのかなどを、弊店2階にて実験し、体感したので、ご報告いたします。
今回使ったシステムはLINN MAJIK DSM× LINN MAJIK 140SEで、
SPACEは、部屋の中でもスピーカーに近く、影響がありそうな家具を段階的に計算に入れていき、
①部屋の形のみで計算
②部屋の形+エアコンで計算
③部屋の形+エアコン+机で計算
④部屋の形+エアコン+机+テレビで計算
の4種類で試してみました。(オプティマイズの計算結果を10%使用)
簡単に私が個人的に感じたことをまとめると
①:新しくなったオプティマイズの効果をしっかり感じることができ、もたついていた低域がすっきりする。
②:エアコンを入れることにより、さらに部屋に合った計算結果が出るのか、①よりも中高域がよく聞こえる。
③:②から大きく変わったわけではありませんでしたが、②に比べてさらに少し中高域が伸びる。
④:②、③では感じられた中高域の伸びが失われてしまい、オプティマイズ効果で低域もスッキリしているので味気ない。
このような変化を感じることができ、私は③が一番好みでした。
しかし、BTS Butterで試聴中、弊店スタッフの加藤は②の時点で「オプティマイズ”かかっちゃってる”」と言っておりました。
ボーンという深めの低域が好みな方は、あまりお部屋の家具などは計算に入れないほうがいいのかもしれません。
また④のテレビに関しては弊店セッティングではスピーカーとの位置が近いため、計算に大きく反映されることや、
現状プラスチックなどの素材を選択することはできないため、single glassで計算したこともあり、伸びが失われてしまったものだと推測できます。
そのため、家具など全てを計算に入れればいいというわけでもなく、
個人個人の音の好みによる部分もあるため皆様も色々なパターンを作成し、お試しください。
その際は、Room Designsから作成したRoomの右下「•••」を押して
CLONE ROOMをクリックすると、選択したROOMと全く同じ間取りで再編集することができますので、
是非ご活用ください。
(白川)