今年は暖冬ですが、夜は冷え込みます。
そんな中暖かな暖炉のあるお宅に、LINN EXAKT AKUDORIKをご納品して参りました。
このお部屋の写真、前にも見たことあるゾという方、レガート通でいらっしゃる。
初めてお宅に伺ったのは2016年の年明けすぐ。MAJIK LP12のご納品でした。
暖炉もレコードも、空気への浸透性が高いような感じで、初めてコンポから単品オーディオのアップグレードされるのがLP12というのは、お家へ伺ってすごく得心したのでした。
1年経った頃お店にいらして頂いたら、レコードがとにかく増えまくっているとのこと。その時のご相談は、同じLINNのMAJIK DSM。フォノイコライザーも内蔵で、ネットワークプレーヤーで、デジタル音源もTVの音も全てコントロールしてくれるので魅力の高い製品。スピーカーはゆっくり考えますとのお話。
それから1年して、EXAKT AKUDORIK試聴のご依頼をいただき、この度のご納品となりました。
ラックの上に載せられていた小型のブックシェルフから、デジタル伝送のEXAKTスピーカーへは、期待も高まる!一体どんなことになるのやら!
最初の一音で、AKUDORIK がまだ本調子じゃないことを確認。
ラックとスピーカーの距離感や、Space Optimiseの調整をする必要があり、音を聴きながら調整。スピーカーは、ハイエンドになってゆくと、手をかけないと本来の良さをすんなり出してくれないこともあります。
EXAKT AKUDORIKは、そうでもない方ですが、それでもポイントを間違うと、こんなに高いのに!?となってしまう。
お客さまのお宅は、斜天井で、壁の響きが少し大きいので、これを味方につければ怖いものなし。
セッティングや、オプティマイズを変えるたびに、変わるなぁ!と驚かれていらっしゃいました。
しかし、シンプルなこのシステムで、やっていることといえば、私などからすると宇宙レベルです。
MAJIKのフォノ部から入ったLP12の信号も、一度デジタルの広大とも言える大風呂敷に載せて、アンプの直前までロスなく伝送されます。
これを思う時、いつもドラえもんの机の引き出しから21世紀に行けてしまうことを思い浮かべてしまうのですが、、、。
すごい時代になったものです。
(竹田)