当店初、LINN KLIMAX350のORGANIKアップグレードのご納品に行ってまいりました!!!
(350 ORGANIK初めて聴きました!!)
まずはKLIMAX350から背面のDAC+アンプ部を外します。
下の基板がKatalyst DAC。上の基板がこの度アップグレードされたORGANIK DAC。
Katalystでも十分綺麗な基板レイアウト。
ですが、ORGANIKは更にシンプルになっているように見えます。
KLIMAX350は6スピーカーなので、片側のチャンネルで6個DACが搭載されます。
写真で、右に4つ上に2つ、紫の線を引いたところが、各チャンネルのDACセクション。
青囲みした部分はアンプ部。写真で、上が中高域、下が低域。
紫で囲んだのがEXAKTエンジンやDACの基板。
アナログ伝送は、ピンクで小さく丸囲みした部分だけ。
基板の背面
上空から街を見下ろすような・・
信号が通り音楽になる・・その経路を考えると、まるで宇宙。常に物凄く速い速度で信号が送られるのに、その佇まいは深閑。
最後にORGANIK DAC搭載のバッチを付けて・・・
そして、聴いたのはラフマニノフの「Vespers」。
身体の奥底から自然に込み上げてくるものがあり、それは涙という身体反応を起こしました。
なんて優しい。それが第一印象でした。
そしてなんて大きい。こうしたらいい音が出るとかそんな考えがおこがましいと思えるほどに、圧倒的で、優しい。
そんな大きな音楽を前にして、オプティマイズは効いているか、ボリュームはいくつか、仕事のことを考える自分の存在が、ちっぽけで恥ずかしいようにさえ思えたり、ピューリツァー賞撮るような報道カメラマンてこんな気持ちで写真撮るのかな、とか、すごくくだらない思いがよぎったりしたのでした。(書きながら、もっと大変に決まってるじゃんと思いますが、そんな風に思えるほどのことだった)
(竹田)