昨年末クリスマスにサンタになってお届けしましたのは、LINN MAJIK DSM4でした。
10年近く前に、PIEGA TP5とMAJIK DS-Iをお納めさせていただいたお客様。
今回、アンプの電源が入らなくなり、修理が必要になったのをきっかけに、久々にお店へご来店くださって「新しいのが出ているんだよね。。。」
HDMIやUSB端子が追加されたことも魅力に感じられ、比較視聴をされることもなく導入となったのでした。
10年前にご納品した後、お客様はかなりセッティングに悩まれたそうで、スピーカーの置き方を変えてみた、石井式の講演に行ってみた、本を買ってみたなど様々なご苦労話を伺いました。
当時ご相談いただけなかった自分の非力さやご案内の拙さに耳の痛い思いもありましたが、今回新型の導入で再度伺うことができるのはチャンスとも。
当時なかったアカウントオプティマイズの入力もし、いつも聴いている音楽を聴いていただき、響きを確認しながら、設定変更、さらにA-B比較などでお客様の好みに近いところを探りました。
まずオプティマイズなしの素の状態でも「ずいぶん厚みが出ましたねー!」なんだか楽に鳴らしている感じとのこと。
オプティマイズの効果も聴いていただき、設定の変更で
あ!響きが良くなりましたね。こちらのが好きです。これはずいぶん変化が大きい!変えてよかった!というところへ来て、一旦セッティング終了。
長らくご苦労されたお話ばかり思い出されて、楽しんでいただけるかなと心配の車中で受けたメールが、
「今、第九の合唱を聞いてみました。圧倒的に素晴らしくなっています!!中高音の分離、粒立ち、低音の締まり、何グレードも上がっていると思います。オプティマイズも聞いていますね!」
つい先日も、「昔はこんな簡単にいい音がしなかった・・・」
というお客様の言葉を書きましたが、実際今回も何ができたかというと、お客様が丁寧にセッティングされていた空間にMAJIK DSM4をお持ちしただけなのです。
オーディオはやはり進化しているのです。
(竹田)