B&W 805 Diamond マセラティ・エディションをどんなアンプで鳴らすか・・・
当初はNuPrime IDA16で鳴らされ、その音色はかなり気に入っていらしたのですが、ネットワークプレーヤーでシンプルに鳴らされたいこともあり、LINN MAJIK DSMをご選択。
IDA16の指の先まで制動する雰囲気の、湿度感、滑らかさ、しっとりとした色気は魅力的で捨てがたかったものの、DSMの清涼感のある鳴り方や、抜群の操作性は気に入られていらっしゃいました。
それからしばらく・・・
スピーカー、もう少しポテンシャルあるでしょ。
ということで、LINN AKURATE DSMを導入され、、、
AKURATE DSMとB&Wの音が、解像度・分解能高く、よくマッチしていることを喜ばれたものの、グレードがグッと上がったことで、パワーアンプに少し役不足感を感じられ(その時は、単体のATOLLのパワーアンプ)、白羽の矢が立ったのがこちらでした。
OCTAVEのステレオパワーアンプRE290。
OCTAVEは、ドライブ力が高くラインアップも豊富で、店頭でも、ヴィンテージから現代の弩級ハイエンドスピーカーまで、どんな難しいものでも必ずOCTAVEのどれかで鳴らせる、スピーカーの良さが出せる・・と絶大なる信頼を置いているアンプメーカーです。
・・・なので、NuPrime、LINNときて、何かいいの・・・と聞かれたら
「これしかないでしょ」とご紹介したのですが、お客様ご本人も、「気になっていました・・」ということで、ご納品に至るのでした。
リビングの横につながった和室、椅子の手前にダイニングがあって、エアボリュームは十分。
OCTAVEのアンプは、昔からそうなのですが、鳴らしているうちに部屋のサイズとスピーカーに合わせる・・というか、鳴りすぎてルームチューニングに困るとか、物足りない・・ということがあまりないアンプです。
(例えば、これはOCTAVEが日本に入ってきたばかりの頃の記事ですが、同じスピーカーで、お部屋の大きさが4倍くらい違うのですが、どちらもウルサイとか、制御しきれないということなく、すごく良くなっていたのが印象的→2006年のステレオサウンドの記事広告
変なことを言うようですが、アンプがスピーカーの呼吸を聞いて、だんだん合わせていく感じ。
調整のため、1ヶ月ほど鳴らした後にお伺いしましたが、最初よりもぐーっと805が良くなっていました。
スピードもキレもあり、低音もグイッと出ては・止まる。
若さと華やかさはあるけど、頑張ってない。
まさに、マセラティ!と言う感じ!?(なの?)
そりゃ、酒も美味い!
そんな素敵なリビングでした。