LINN SELEKT DSMの電源部を、新電源UTOPIKにアップグレードで
「ウチの音のレベルが上がった!」
数年前LINN SELEKT DSM KAを導入され、その後お使いだったFOCALはオーディオ仲間であるお嬢様が引き継がれ、ご自身はB&W 803D3へ。
SELEKT KA1台で803D3を鳴らすのには、もうちょっとパワー感が欲しい‥というお悩みの中、
店頭のSELEKT階段比較試聴をされ、UTOPIK導入でいい線いくかも!と、今回のご納品に話が続いてゆきます。
ご自宅でSELEKTに新電源を取り付けしている間、「お店で聴いたときは広がりもあって、もう少し広がりも出るといいなと思っているんだ」とのお話し。
以前オーディオを置いていらしたお部屋から広いリビングへ移され、オプティマイズもご自身で設定。
電源周りも以前ご案内した通りにしてくださっているので、UTOPIKに交換した以外にできることは・・・?
いやいや、あるでしょ!
オプティマイズ入力されたのは少し前とのことでしたので、窓や扉の奥行きが入力できるようになっていることをご案内し、追加。スピーカー間には30センチほどの出窓があるので、これは多分効いたに違いありません。それから、窓やガラス扉は1箇所だとしても、両面引き扉であれば2枚のガラスとしたほうが結果が良いです。・・・というのは、大きなガラス板1枚と、同じ大きさでも2枚にした場合とでの響き方が異なるため。オプティマイズでは構造物の響きの戻りなどを計算していると思われるので、可能な限り実際と同じように入力します。
それから、ご懸念の広がりについて。左右スピーカーの左chが、立派な家具に囲まれて左の音が広がらないということがありました。左Chのスピーカーの後ろの方に頭を突っ込むとそこに音がありません。音が混濁して打ち消しあっているのをお客様にも体験していただくと「ホントだ!」
そこで、写真左手の飾り棚の下の方に小さく切ったフェルトをこのように置いてみたところ、お客さまも「SNが良くなった!これだけで!?」
オプティマイズの計算が終わって、なしの状態と、20%かけたもの、10%かけたものの違いはグールドのピアノで比較。響きの変化で、グールドが細やかに響きをコントロールしている感じやニュアンスの違いが出ました。
天井も高く、リビングで広さも十分にあるので「SELEKT1台で十分駆動できてるね!」
冒頭の「ウチの音のレベルがあがった!!」とは、嬉しいお言葉。電源アップグレードの効果もますます感じていただけるに違いありません♬
(竹田)