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AKURATE DS/Kの時代から長くご愛用いただいていたお客様がSELEKT DSM Edition EMOにアップグレード!

SELEKT Editionのご試聴で来店された折、AKURATEとの比較をしていただきましたが、機械の音質も随分良くなっているけれど、AKURATEでもこんなに晴れやかに自宅では鳴っていない・・。
以前は持ち帰られたとのことだったので、スペースオプティマイズのこともありますし、電源周りも拝見したいので、是非セットアップに伺わせてくださいとお約束していました。

最近思うのですが、機械が入ったその日は全ての音が変わる興奮もあり、セッティングによる音の変化や、不明点の解消は中々納品1日だと行き届かないな・・と思うことがあります。
今回は機械は先にお客様がお手元で開梱・設置、後日改めてのお伺いに。
それも台風などの影響もあり、1か月ほど鳴らしていただいていたので、お客様もすっかり今の機械にも耳馴れたころでした。

「すごくよくなったんですが、やっぱりね、お店で聴いたような晴れやかさがないんですよ」
1曲聴かせていただいた後、電源周りを見直し再度聞いていただきました。(その間ウチのオプティマイザー白川はせっせと計測中)
「こちらの方がクリアになって凄く良くなっていると思います」
変更したのはこんな感じでした。


図のように、プリアンプを介してすべての機器はインターコネクトケーブルで繋がります。更に一つの電源タップですべての機器の電源をとると、時間の経過と共に段々とアースが回ってしまいます。そうするとお客さまが「少し曇っているな」と感じるような音に、いつの間にかなってしまうのです。
(機器によってシャーシ・電源・シグナルアースの取り方が異なるので、それに対応すべく国産の機器同士はシールド切ケーブルを使用するケースが多い)

お客さまはより良い音を求めて、リフォームの際に2芯で、分電盤の最上流から電源を引く工事をされたり、お店で良いと言われたタップやケーブルをお使いでした。全て良い音で聞くためのことで、多くのお宅で同じことをされているのですが、実際ご自宅で電源の取り回しや接続を「正しく」して聴いていただくと「信じてきたこととは違うけれどこれが良い」となることがほとんどで、今回も「よくなりましたね!」と言っていただきました。弊店のお勧めする正しい接続は、一般的にはあまり知られていません。もっともっとお伝えして行かねばと今回も強く思いました。

さて、そろそろオプティマイズが仕上がってきたかな?
「出来てます!いつでもお聞きいただけます!」と白川。
お客様のお宅はオーディオシステムの真上のあたりが一部斜天井になっていて中々難しい作りでしたが・・。

これもパーセンテージをいくつか作成して、効果を実感されます。
低域のにじみがクリアになってボーカルが前に出てくるように。
「全体的に随分変わりました。これは自分ではできなかったな」
お役に立ててよかった!

ちなみに、スピーカーはB&W 804DiamondとDALI Helicon 300をお使い。
オプティマイズはそれぞれスピーカーの切り替えをした上で選択しないとならないのですが、それも色々お試し頂けているご様子。

何よりお客様のお顔が晴れやかになられたのが嬉しいご納品でした。
(竹田)

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