
子どものための、、という良い本2冊。
右:絵本 「聞いて聞いて!音と耳のはなし」 文 高津修・遠藤義人 絵 長崎訓子 福音館書店
左:「クラシック音楽への招待 子どものための50のとびら」飯田有抄著 音楽之友社
絵本のほうは、「音」ということがどういうものか・・・
声帯を通っって声が人の耳に届く、それが何の音なのかをそうやって認識するか、
空気を震わせて音が届くけれどどんな種類の音があるか、響って何か、ステレオって・・・
そんなことがとってもわかりやすく書かれたもの。
また絵が素敵!大人でもとっても楽しく読めます。プレゼントにもぴったり。
オーディオ愛好家の皆様は、お孫さん、お子さん、姪っ子甥っ子ちゃんなどにこの本をプレゼントにして、是非オーディオを聞かせてあげてください♪
ちなみに文を書いている遠藤義人さんは、元ステレオサウンドの編集さんで、お仕事を始める際こうした絵本を出すことが夢だったそうです。とっても丁寧に作られた本。
もう1冊は、Podcast「大人の音楽三昧」でご一緒している飯田有抄さんが最近出されたクラシック音楽の指南本。
「子どものため」にかかれたものなので、すごくかみ砕いて書かれていて、楽器について、作曲家について、クラシック音楽の成り立ちや仕組み・・と、多角的に捉えて書かれているのですが、1つ1つのコラムが読みやすく短いので、「クラシック音楽知りたいけどよくわかんない。」という方へお勧め。
作曲家で聴くのか、曲で聴くのか、演奏者か、楽器か、時代か・・・色んな入り口があるなぁと改めて思います。
この本の素晴らしいのは、いきなりクラシック音楽についてお話が始まるのではなく、プロローグとして「音楽は心と体で聴くもの」というコラムから始まるところ。
「多くのジャンルの1つに過ぎないけれど、知った方がきっと面白い・・。」とお話しされていました。
子どもに説明するのが一番難しくて、ごまかしがきかない。
でもだからこそ共通言語になり得る知識。
子どもと言わず、童心にかえって是非手に取ってみてください。
なにか発見があるかもしれません??
(竹田)