音楽之友社の取材で「ケンバニスト」の塚谷水無子さんが来店され、弊店のシステムでご自身のソフトを聞いていただきました。
「ケンバニスト」?
つまり鍵盤楽器・演奏家。ピアノにとどまらず、オルガン、果てはトイピアノを演奏され、CDをリリースされています。
今日も取材のために、トイピアノを4台もお持ち込みになられました。
更に驚くのは、これらを数台重ねて一つの楽器のように演奏されること。
そのトイピアノの演奏でバッハのゴールドベルグ変奏曲を録音したもの、ベーゼンドルファーのピアノで演奏されたもの、1738年製作のミューラー・オルガン、2004年製作のポジティフオルガンと4種類のゴールドベルグ変奏曲のCDをお持ちになられ、LINN SELEKT DSM/KA(アンプ一体型ネットワークプレーヤー)で、Brodmann VC1とTannoy GRF英国オリジナルで聞いていただきました。
詳しい紹介や、ご試聴の様子は、後日音楽之友社の記事で見られるとして、、、
その響きや音色の違いによって、ゴールドベルグ変奏曲の感じ方が異なるのはとても興味深く、面白いことでした。
同じ曲を異なる楽器で何枚もリリースされていることに、初めは正直驚いたのですが、横で聴かせていただきながら、塚谷さんが「これでしか表現できない!」と思うものが、それぞれの楽器に、それぞれあったのではないかしら、などと勝手に想像しておりました。
黒盤がミューラー・オルガン、白盤がポジティフオルガンで演奏しているゴールドベルグ。
ちなみに、塚谷さんご自身、「あ、すごい、ちゃんとここのところ聞こえる。表現されてる!」と前のめりに楽しんでいただいた、これら4枚の音源、弊店でご試聴いただけます!
(竹田)