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NuPrime IDA8のご試聴予約が入ったので、セッティングしていた今朝。

ちょっと感動してしまいました。
改めて。

以前から取扱いしていて、何度も聴いているのですが、じんわりと聞かせるのです。
このアンプ。

今朝はPremium3.2と接続。
セッティングを進めていてスピーカーの位置が段々決まってきたら、
ちょっと聴きこんでしまいました。

以前にも書いたシナトラのA man alone。

しみじみと情緒深く、ロッド・マッケンの詩とシナトラの声と、ストリングスと、細やかな歌心を感じて、こういう歌をいいと思えるのは、自分が精神的に大人になったからなのか、機械がいいからなのか、考えこんでしまったくらい。(機械がいいからです)

先日の「積んどく」で紹介した藤田嗣治の本を読んでから、また改めて画集を開いているのですが、改めて隅々まで見ていて、裸婦の肌の色の乳白色はさることながら、絵の中に描かれる布や更紗のテクスチャーがすごいのです。
柄が細かい上に、布の質感、それによる奥行き感、そのきめ細やかなこと。

NuPrime IDA8で鳴らすPIEGAのリボンは、その感じなのです。
とっても丁寧に描いている。音は重なっているけれど重くない。
重厚ではないけれど、シナトラの存在の重み、歌の深み、陰影を感じさせます。

藤田は、油絵なのに、肌の色の透明感を出す「藤田の乳白色」を編み出しました。
その感じと本当に似ています。

バルバラを聞いても、達郎でもすごくよかった。
そしてマイルスの「kind of blue」も。

マイルスが「シナトラが歌うようにトランペットを吹きたい」と言ったとなんとか。
シナトラが歌うのと、マイルスのペットと藤田の絵、今日のNuPrime IDA8+PIEGAの音、これは私にはすべてリンクして感じられます。
その質量が同じ感じなのです。

思えば、NuPrimeを鳴らすといつもそんなことを言っているような気がしますが・・・。
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NuPrime IDA8 メーカーサイト

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