先日の定休日に伊豆へ。
昨年末ご自宅でデモンストレーションした後ご注文いただいたOCTAVE MRE220をご納品すべく!
お客様のシステムは、PIEGAのCL120X。
顔の大きさくらいある同軸リボンユニットが搭載されています。
これを駆動するべく導入されたのがMRE220。
もともとかなり早い段階からOCTAVE MRE130をお使い頂いていて、OCTAVEの音や製品のクオリティには信頼を頂いていたこともありますが、(プリアンプHP500SEもフォノイコライザーPHONOMODLEもお使い頂いています)MRE220でデモンストレーションしたときのゆとりやクオリティの高さをお気に召され、今回のご納品に至ったのでした。
そうそう、お客様はPIEGAも2代目で、以前はC8LTDをお使い。
PIEGAやOCTAVEは音楽的で自然な良さがあり飽きがこないので、同じブランドの中で上のグレードへと変えられる方も多いです。
MRE130にはブラックボックス(OCTAVEから発売されている専用の強化電源)も使われ、充分に120Xを駆動していましたが、それでもMRE220のパワーの余裕は一聴してわかります。
前へ前へという押し出しの強さではなく、充分なゆとりがあって、その中でCL120Xの素晴らしさを120%引き出している感覚です。
スピーカーからの音離れもいいし、緻密な表現もしてくれますが、かといって線が細くなったりせずにダイナミックな鳴り方もしれくれる。聞いていて引き込まれます。
セッティングは、MRE130のときよりも力があるので、少し前にスピーカーを出します。
また。大きなリボンユニットが以前より動いているので、若干ふりをつけていたのを、少しまっすぐ目にします。
リボンツイーターはドームツイーターなどに比べ面積が広く、面で音が出るので、振りをつければ、音がかぶってしまいます。アンプの駆動力にもよりますが、なるべく振りの角度をつけない方がPIEGAのよさは出るはず。
お客様に聞いて頂いたところ、デモ機を聞いた時より少し大人しいかな???ということで、セッティングした位置より5mm後ろに下げました。そう5mmでも音は変わるのです。
お客様も「このほうが音が迫ってくる感じ」ということで、セッティングも一旦終了。デモ機はしばらく使っているものでしたが、お納めするのは新品。これからのエージングでどうしてもスピーカーの位置は少しづつ変えて行く必要があります。
でも既に2,3時間のうちにアンプもあたたまり、新しい各部のパーツやトランスにも熱が通り、どんどん音が変わって行きました。
ご主人様が音楽に夢中の間は、彼ら元気一杯のワンちゃんたちも大人しくしてくれるかな?
この日は、セッティングに付き合って疲れ果てたのか、ごろんと横になっていました笑。