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オーディオアクセサリー最新号・Vol.163の記事はもうご覧頂きましたでしょうか???
先日の記事でも少し触れましたが、改めてご案内を・・。

世界的にご活躍されているピアニスト、辻井伸行さんが
おじいさまからThorens Prestigeを譲り受けることになりました。

Prestigeに相応しいスピーカーやアンプ探しを・・ということで、
雑誌社を通して弊店にご依頼があり、今回の企画に光栄にも参加させて頂く・・
と相成りました次第でございます。

スピーカーやアンプ選びの様子は、辻井さんご本人のコメントと一緒に是非誌面でお楽しみください!

そして、先日、ご納品にお伺いして参りました!
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奥に見えるのが、PIEGAのスピーカーPremium50.2。
アルマイト加工の黒いボディが精悍。

手前に、一番上は、件のThorens Prestige。
二段目に、MarantzのCDP SA14-S1
三段目に、OCTAVE V70SE フォノモデル
です。
ラックは、Prestigeが大きいこともあり、
特注で、ウォールナットの無垢板※で、QuadraspireのVENTポールを使いました。

※ 日本の若手職人が作る家具工房KOMAにオーダーしたもの
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ソファを挟んでPremium50.2を設置しました。
床がしっかりしていて、スピーカーベースも必要ないくらい。

右手の壁には、2012年のロシア公演のポスターが。
サンクトペテルブルグのマリインスキーコンサートホールにて、ソロのリサイタルや、ゲルギエフ指揮でチャイコフスキーのピアノ協奏曲を演奏されたようです。
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設置完了して、伸行さんのお母様の辻井いつ子様に改めて聞いて頂きました。
(伸行さんは当日ご不在)

手始めにCDから。

新しくリリースされた「ショパン:エチュード&バラード」
をかけて みられて、辻井様もびっくり。
「本人がそこにいるよう・・」
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システム選定の時(8月)から少し時間が経ってしまっていたので、
改めて聞いて頂いたら、すごいですね。
こんなにすごいとはね・・。
そして、おじいさまが使っていらしたPrestige。

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ラフマニノフのピアノ協奏曲をプレヴィンの指揮、アシュケナージのピアノで。
アシュケナージと辻井さんは以前からご親交厚く、この間も共演されたばかり。
来年も海外の演奏会でご一緒されるのだとか。

(公演スケジュールはオフィシャルサイトで確認出来ます。)

いつ子さんは、「このコンチェルトの3番には涙が出てしまいました・・」
と後にご感想頂き、伸行さんからも
「親子でレコードにはまっています。ヤバイ!」
とのこと。

我々自分たちでお納めしておいて「凄い」ばかり言っていて情けない限りですが、おじい様のプレーヤーに、辻井さんがご自身で選ばれたシステム、音楽性豊かで、響きも美しく、改めてこのスピーカーの魅力を実感しました。

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ところで、辻井さんは、先ごろ「Plays Liszt」のアルバムをLPでもリリースされました。

このPrestigeで、辻井さんご自身のレコードを聴く・・それもとても素敵ですが、おじいさまがにとって、愛機だったプレーヤーで、孫―それも世界的なピアニスト―のレコードを聴かれる・・
これってどんなに素敵なことか・・。

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余談ではありますが、
SME SeriesⅤのアームにEMTのカートリッジだったので、
JAZZもよいです・・と、オスカー・ピーターソンの「プリーズ・リクエスト」をお持ちしました。

このレコードもお気に召して頂けて、
「アナログの音って、すばらしい!」とのこと。

音楽と人、そしてオーディオとの出会いは、いつも素敵な化学反応でありますが、
この度もまたとない素敵な機会でございました。

PIEGA メーカーサイト
OCTAVE メーカーサイト
Marantz メーカーサイト

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