私はPIEGAが大好きです。
自宅でもPIEGAを使っていますし、店頭でも困ったらついついPIEGAをお勧めしてしまいます。
PIEGAの何が好きかというと・・・
★安心して身体を委ねられる包容力・・・これの所以は、厚みのある豊かな中高域と、押しつけがましさのないよく伸びた低域だと思います。
★気持ちよく深い低域は、音楽の深淵を見せてくれます。・・・これは、キャビネットの剛性かと。滲みなく、物凄く安定した低域です。
★解像度高く、音楽の細部まで聴かせてくれますが、いくら聴いても疲れない。・・・キャビの剛性に加え、帯域バランスが絶妙で、音楽性に富んでいるからでは?
★本当にこのサイズのスピーカーから鳴っているの!?という意外性のある嬉しい驚き。・・・アルミのボディは、木製に比べて厚みが薄くても強度がとれるので、内容積を稼げます。このため、PIEGAのどのラインにおいても、サイズからは考えられないような豊かな再生をしてくれます。コスト・サイズから一般的に考えられる倍以上の働きをしてくれると思います
★温かい響きは、弦でもボーカルでもピアノでも、ミュージシャンの魂を感じさせてくれるようです。・・・外観から冷たい響きというイメージを誘いますが、なんの木製のスピーカーと同じように、もしくはそれ以上に温かく豊かな響き。ピーキーな音とは無縁です。
アルミの押し出しによる一体成型の他、細部にわたり丁寧な作りによるものだと思います。
TS3やTP3を鳴らしながら常々思っていることではありましたが、また、なぜ急にこんなことを言い出したかというと、週末に向けてTC70X(同軸リボン搭載・トールボーイ・168万ペア)をTRIGON ENERGY(プリメインアンプ!)で鳴らしたところ、素晴らしい音楽を聴かせてくれたのです。
私が聴いた中では、最高のTC70Xでした。
ミュージシャンの魂の震えに触れるような感じ。
私は、PIEGAとJBLのヴィンテージで、時々こういうグワーッと脳天に血が上るような体験(?変?)をします。
そんな時は、言葉が出なくて「音楽って人生ってなんて素晴らしいんだろう!」か、「買います・・・」しかないんですよね。
それで、自分のお財布と相談する前に身分不相応なことになったりしています・・・。
さすがにもう買えないけど・・・。
(竹田)