使いこなし

相変わらず、LINN SPACE Optimise大好きです。
(むかしよく、雑誌なんかでも「~~大好きっ子」なんて書き方していましたっけ。改めてすごい言い回しです。)

最近すごく恩恵を感じたのは、EMPIRE 9000M。20160324_1463593

数週間前に納品した9000、いつもとても反応のよいお客様から中々ご連絡がないので、8000Pでよい感じで聴いていらしたので、もしかして低音が出てきて被っているのかなと打診。

8000よりあきらかにクオリティが上なんだけど、8000のほうがバランスが良かっがたかなぁ、でも最近だいぶ馴染んで来たよとのこと。

そこで、SPACE Optimise(以下SO)をお試し頂くことにしました。

EMPIREはヴィンテージのスピーカーで、もちろんSO対応スピーカーのラインアップにはありませんが、そんな時はothersを選択すると、スピーカーのウーファー位置を入力するように指示が出ます。

とりあえずウーファーのボイスコイルの位置辺りで図ることに。
EMPIREは、下向きにウーファーがついているので、あたりをつけて大体、下から何センチ‥という具合。
実際はわかりませんが、とにかくこういうのはやってみることが必要。

入力しても、お部屋には梁があったり、お部屋の形が変形していたり。
計算値のままではカットし過ぎな可能性が高いです。
グラフに幾つかの結果が出たら、
それがH(高さ)方向での結果か、
W(幅)方向なのか、
あるいはL(長さ)などか、
時にはL-Hなど二方向でのディップの場合もありますが、
これらの結果をそれぞれ、少し触ることでより好みへ持っていけます。

たとえば-23dBと深くカットしていたら-20とか、-17とかまでカットを減らしてみる(低域を出す)とか。

EMPIRE9000は、そうして、
部屋、スピーカー位置の計測によって出た計算値を触ることでかなりよい感じに。

お客様の好きなコルトレーンのサックスは、奥へ引っ込んでいたのが前に出て艶っぽくなり、ベースラインも明瞭になりました!

あり・なし、聴いていただくと驚かれたのなんの。

最近わたし、コレなしでは生きていけません。

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