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LINN K20というスピーカーケーブルがあります。
1メートル1,500円、グレーで何の変哲もないケーブル。

LINN JAPANの製品紹介のページには、
「56本の0.3mm芯線をダンベル型シースにセパレートして収めた高音質スピーカーケーブル。良好な帯域バランスと品位を備えロングセラーの実績を誇ります。」
とあります。

ロングセラーと言えば、私が入社する前からなので、16年以上作られていることは確実で、その時点でもさして新しいケーブルというわけでもなかったので、20年もしかするともっと経っているのではないでしょうか。

このケーブル、しかしながら大変便利で重宝します。
製品紹介にある通り「良好な帯域バランス」。ちょっとハイがキラキラするとか、低域が豊かとか、そういうのがなく、本当に上から下までしっかり出してくる本当に癖のないスピーカーケーブルなのです。

スピーカーケーブルの音色というのは、つなげる機器の足りない部分を補う、あるいは好みに近づけるための調味料のようなもの。
素材が変われば調味料も変わるもの。
なので、新しくなる度に、必ずK20に戻して聴いて・・という方もいらっしゃるほど、K20は基準になっちゃうケーブルなのです。

お店には通常ロールで在庫しています。
LINNのバナナ端子を付ける場合は、LINNで用意されているハンダを使ってハンダ付けして・・と、工賃6,000円(※)頂いていますが、ネジ式の端子であればご自身でも簡単に取り付けられます。

オーディオ愛好家には、一家に1ペア。是非・・。
(竹田)

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