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こちら、弊店がよく扱っている大変美しく優れたユニットTru-sonic 120CX。

赤く塗られたフィックスエッジに、コアキシャルユニットの中央ツイーター部にはTru-Sonicの創業者ロバート・ステファンスの「S」と♪マークを配したロゴ。
1930年代にJ.B.Lancing(JBLの創業者)と共にスピーカー設計をしていて、このツイーターはJBLの名機075の原型とも・・!?
当時としては珍しい5kHz以上を受け持つこの5KT Tweeterの恩恵によるものか、現代のスピーカーにも引けをとらないレンジの広さがありフレッシュで切れのある音。
かつ当時のアルニコマグネット、フィックスエッジ、ペーパーコーンの質など(深堀利すればもっと色々・・)ヴィンテージスピーカーの懐の大きさやおおらかさもあり、現代の良さとヴィンテージの良さと両方持ったユニットです。

これを入れたレプリカのE2は、お客様のお宅のほか、45R葉山店に納品させて頂いたり、以前Tomorrowlandのイベントでも好評で、来週には納品が決まっております。
なんてったってかの有名なEAMSのデザインですから!(完全オリジナル品は2本そろえるのも難しいくらいとっても手に入らないのでレプリカなのですが、中身は同じ)

これは、1本のみ現存するホンモノ、オリジナル品。 これを基にレプリカを製作したのでした。

で、EAMSデザインではなく、Tru-Sonic社自体のデザインのスピーカーシステムというのもあり、これがA100。

これはTru-Sonic社のオリジナルデザインのスピーカーで、これにも冒頭に挙げた120CXが搭載されています。
弊店ではその昔、この形で随分様々なスピーカーを作りました。
オレンジ、ブルー、千鳥格子、ツイード・・などなど。
LINN Series5も顔負け!?)

現在あるこちらは、当時のもの(サランネットは張替済み)なのですが、イマイチ120CXの抜けの良さが出ないなーというところがあり、コンデンサを同社のオイルコンデンサ―に換え、吸わなくなっている当時の吸音材も入れ替えましたが、もう一歩抜けない。かまぼこ型と言えばそういう音で、好みもあるかもしれませんが・・。

これは背板がパーチクルボードで、どうもこの背板の音が出ている・・・。
そこで、弊店では同じサイズに切ったフィンランドバートに背板を変えてみたところ、120CXらしさが戻ってまいりました!

もちろんオリジナルの背板もあるので、販売する際は両方付けちゃいます!
ヴィンテージリストページ
し、どちらもご試聴いただけますが、やはり箱の材質で随分変わるものです。

今のところ、スピーカーキャビネットには断然フィンランドバーチです♪
(竹田)

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