なんと再び入荷しました。
London Western /Westrex の名作 2090 ドライバーと滅多にお目にかかれない 2094Horn。
8セル型にふたつだけ上に飛び出したような形状が特徴的です。
非常に薄い(0.3mm!)金属素材で成形されまわりをデッドニング材でコーティングしてある様に見えます。全く鳴きがない!
実はコーティングで使われているコールタールのような塗布剤こそが本体で、薄い金属枠はその構造を保つためだけに作られていて、そのため非常に薄い素材を選んでいる!のではないか、とサウンドクリエイト パートナーのヴィンテージマスターは推測しています。
今回は非常に繊細で取り扱いに注意が必要な Westrex を、ヴィンテージマスター氏に店頭で組み上げてもらうことになり、貴重な体験をしました。
スロートとホーンはシリアルナンバーでマッチング管理されていて、完璧な組み上げができる仕組みを、Westrex は60年前にすでに確立していたのです。
ALTEC や JBL とは一線を画す技術的な裏付けのウンチクが満載。
現代にはない作り方、素材、アイデアを駆使してひとつひとつ完成させていた事がよくわかります。
2090A + 2094、2080A で鳴らし始めます!
(金野)