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春はあけぼの
やうやう白くなりゆく山ぎは・・・

夜明けが良いといわれても、暖かさにつきものの眠い春・・・。
陽光の中「う~ん」と伸びをして目覚めるのが、この上ない幸せに感じるのですが・・・。皆様 いかがお過ごしでしょう。暖かくなりましたねぇ!

年が明けたと思えばあっという間の春で少々あせりも感じますが、春はやっぱりいいですよね!暖かさが人の心も和らげてくれると思います。みんなにこやか。

さて、春といえば?
私は春になると見たくなる映画があります。
小津安二郎監督の「秋刀魚の味」。秋刀魚といえば秋ですし、みんなセーターなんか着ているので、春とは全然関係ないのですが、あのなんともいえない「おかしさ」が、クスッと笑いたい春の気分にピッタリなのかもしれません。
ところで、この作品が小津さんの遺作だということを今始めて知りました。
最期の作品が、こんなに普通におもしろいなんて、スゴイ!
この肩の力の抜け方、何度見ても古びない飽きないおかしさ、日本はこういう国だったんだ、と少し胸があつくなりました、今。

それから、何かと口ずさんでしまう陽気の中、歌いたくなる歌・・・
「花嫁」はしだのりひことクライマックス
ですかねぇ。これも春と関係ないのですが、当たり前に聴こえる幸せなメロディが、当たり前の春の暖かさにシンクロするのかもしれません。

そう、春は毎年来るし、桜は毎年咲くのに、その当たり前の幸せを誰もがちゃんと喜べるところが「春」という季節のなせる業なのかな~なんてぼんやり思う今日この頃です。
追記 こうして「春」で思い出すことを挙げてみると、私にとっては「春」って「昭和」なのかなぁ・・・。
(竹田)

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