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長野上田の納品帰りに

最近ちょっと遠方に納品に行く時は、その近隣で「酒造」「酒」などと検索いたします。今回は、最寄駅が上田駅。調べましたらありましたよ「岡崎酒造」。舌で記憶している日本酒は、獺祭、久保田、田酒、飛露喜、而今くらい。詳しくはございません。

ワインと同じで、ありすぎて覚えられませんから、いつもお店任せ。ですが、冒険家なので、新しいものへの興味もあるし、郷に入りては郷に従えで土地に行ったら土地の酒を、、。ってのは、口実でただのお酒飲みです。チャンチャン。酒造限定のお酒を買って冷やしております。飲むのが楽しみ。

★ 邦画三本

ここのところ邦画を三本見ました。

・ミッドナイトスワン 2020 草薙剛
・あやしい彼女 2016 多部未華子/賠償美津子
・先生私の隣に座っていただけませんか 2021 黒木華

ミッドナイト・・は、ちょっと辛い映画。辛さを強調しているとも言えるかもしれず、この描写は、この見せ方は必要かなーというところもありますが、まだ当時14歳という新人の女優さん、服部樹咲の今後が楽しみだなーと。

あやしい彼女はめちゃくちゃ古典的な物語。70代のおばあちゃんの倍賞美津子が若返っちゃって(多部未華子)、人生好きなことやるというありきたりな題材ですが、終始笑う。古典的だけど、若さを取り戻したら人生どうやり直すかって普遍的な願望かもしれない。でも絶対やり直せないんだから、やりたいことやる!

先生、、は、サスペンスです。黒木華は、お顔立ち決して派手ではないけれど名女優だと思う。気楽に見られてよくできた映画。

★ ペトレンコとロイヤルフィル

月曜日は、サントリーホールへ。ヴァシリー・ペトレンコとロイヤル・フィルハーモニー、そして辻井伸行さんのピアノでラフマニノフのピアノ協奏曲3番。

辻井さんはカーテンコールで何度も呼び戻され、2曲もアンコールを。最高の難曲と言われるラフマニノフのあの協奏曲を、楽章間も無く最後まで勢いも熱も減速することなく弾き終えた後にアンコールなんて、なんだか申し訳なささえ覚えてしまいます。ですが素晴らしかった、、、。

ちなみに、グリエール:スラヴの主題による序曲で始まり、ラフマニノフを挟んで、最後はチャイコフスキーの悲愴。ロシアがテーマとも言うべき演奏会でしたが、ちょっと面白かったのは、ロシア出身のペトレンコがロシアの音楽を指揮しているのに、ロイヤルフィルの響き、つまりどこかイギリスのイメージが勝っていたこと。悲愴の2楽章はイギリスの晩餐会だとか、3楽章はついエルガーの音楽が頭に浮かんだりと、こちらもとても古典的イギリスイメージの頭で申し訳ないけれど、そんな感じがしたら同じものを聴いた人がイギリス色強しと言っていました。これはやはりオーディオで、ロシアのオーケストラの演奏を聴いてみるべきですね。

(竹田)

 

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