BLOG

先日のSOUND MECHANICSのオーディオボードについて、もう少し詳しく・・・。
もともとオーディオボードは、「ボードの上に置かれたものに周囲の振動を伝えない&それ自身の振動も伝えない。」という役割があります。
オーディオを楽しむにあたり、常に付いてまわるのが「ノイズとの戦い」。ノイズは、「振動」からも起こるし、電源周りや「アース」などどこにでも発生します。しかし逆に考えれば、どこにでもあるということは、敵を知り一つ一つ潰していけば、その度音がよくなるということ!楽しいですね、オーディオって。
ちょっと脱線しましたが、今までのオーディオボードは「ノイズ」を「遮断」するのがほとんど。SOUND MECHANICSの取っている方法は、「ノイズ」を「吸収」し「熱に変換」して「発散」するという画期的なもの。
何が優れているかと言うと、「遮断」の場合重さや堅さで振動を伝えない状態にするのですが、それでも振動を完璧に遮断することは難しい。しかしながら、このボードの場合、遮断だけでなく11層で出来た層のそれぞれで吸収や拡散、インシュレーターなど様々な役割を持ち、完璧にノイズを熱に変えて発散してしまうのです。
また、もう一つの特徴は横についているアンテナ部。このアンテナが周囲のノイズを吸収し、これもまた熱変換してしまうのです。それで部屋に置くだけで静かになるんですね。
更なる効果を期待するには、このアンテナとアンプやプレーヤーを付属のアース線でつなぐやり方。例えばプリアンプに集めたアースをこのアンテナに落としても、擬似的にアースを落とした状況に出来るのです。
また、ボードの真後ろにアースを完全に除去するための「アース端子」が付いていて思わずここに繋げたくなりますが、これはあくまでもアース環境が整った場所で発揮する部分。日本のアース環境の悪い状況では返ってよくない場合があるので注意です。
また、アンテナ部もつないだほうがいい場合とよくない場合もあるので試してみなければなりません。
物理的に分かっても、やってみないとどうなるかわからないことが沢山あるのがおもしろいところ。どんどん色々なことを試して、皆さんにお知らせできたらと思っています。是非ご一緒に!
40_1
(写真はオーディオボードの後方部。手前のシルバー色の長方形がアンテナ部。右端に見える中央の端子がアース端子)
(金野)

コメントは利用できません。