使いこなし

スピーカーのセッティング、1人でするのって何を基準にしたらよいかわからなくなったりして、難しい!
Legatoで音を聴くにあたりまず1番大切にしているのは「低域」。
出ているか、伸びているか、詰まっていないか・・・など。
低域の上に、中域、高域と音が重なっていくので、低域が詰まらずに綺麗に伸びていないと、どんなにしても高域も伸びないのです。
音場の高さが出ないときは、スピーカーが壁に近くて低域が詰まっている場合があります。
反対にヴォーカルがすごく高い位置にいる等の場合は、スピーカーが壁から離れ過ぎて、低域が出ていないなどが原因。
ちなみに、スピーカーの壁からの距離と、スピーカー間の距離は反比例のように考えてみてください。
スピーカーの後方にあまり距離を取れない場合は、スピーカー間を広げるなど。
例えばほとんど同じ位置でも、壁に対して、スピーカーの振りを真っ直ぐめにするだけでもユニット間の距離は取れるので、音は随分変わります。
例えば下の図で見ると、振りが強いスピーカー(黒)と真っ直ぐに向けたスピーカー(赤)では、スピーカー間の距離がこんなに違います。

さてはて、しかしながらスピーカーのセッティングって、
動かして⇔聴いて を繰り返すうち、わからなくなってしまうことがありませんか?
そんな時は、いったん散歩に出るか、別のことをして頭と耳をリフレッシュするしかないのですが、
一人でセッティングする時のお助けアイテムとして、「本」や「レコード」を使ってみてはいかがでしょう?
本、レコードなどをスピーカーの真後ろに置いて、もし低域が出るようならスピーカーは少し下げた方がいいかもしれません。
スピーカーを動かすのは大変ですが、本やレコードなら楽ちん。
いずれにしろ、環境によって異なり、「これが正解」というのがないのですが、音はセオリーに反していることは1つもないので、何が原因かお部屋の中を見回してみるのも面白いものです。
是非お試しください!

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