LINN PRODUTSのある都市、スコットランド、グラスゴー。
グラスゴーはスコットランド南西部に存在するスコットランド最大の都市。
グラスゴー中心部を流れるクライド川。
紀元前からクライド川沿いに集落が形成され、16世紀に入るとクライド川の水運を利用して貿易が盛んになり、アメリカ大陸のタバコ、カリブ海の砂糖などがグラスゴーを中継してイギリス国内に運ばれた。産業革命発祥の地とも知られ、造船業や産業機械などを中心とし産業が盛んになりました。
あのクィーンエリザベス2世号もグラスゴーで建造されました。
(写真はグラスゴーの中心部です)
もう一つグラスゴーで有名なのが、皆様もご存知のサッカーであります。
元日本代表の中村俊輔もグラスゴーを本拠地とするセルティックスに在籍しております。
このセルティックスと同じグラスゴーに本拠地を置くのがレンジャース。
この両チームの対戦が「オールド・ファーム」と呼ばれ、世界でも有数のダービーマッチになります。
そもそもダービーマッチとは同じ町、都市に本拠地を置くチーム同士の対戦で、現在ではそれが拡大解釈され同じ地域、国の中での対戦にまで用いられる事があり、サッカー用語、スポーツ用語として定着しております。
言葉のルーツをたどれば、中世から19世紀にかけて英国でShrove TuesdayやAsh Wednesdayなどの祝祭日に行われていた町、村をフィールドとしてボールを運びあう「フットボール」において、最も盛大で激しいものが行われていた町が、イングランド中部のダービーだったことに始まるそうです。
当時のダービーでは、セント・ピータースとオール・セインツという二つの教区によって争われる対抗戦という形式をとっていたそうです。
同じ町の中の二つの「チーム」が争っていた事が、後に同じ町、都市の両チームが戦う試合が後に「ダービー」という名がついたと思われるそうです。
ヨーロッパのサッカーで地元のサポーターを熱狂させ、最も対抗意識が強く、激しい試合になるのが、このスコットランドのセルティックス対レンジャースの「グラスゴー・ダービー」といわれております。
この両チームには、カトリックのセルティックスに対しプロテスタントのレンジャースという宗教的な対立、アイルランド系のセルティックスと英国系の民族的な対立などがあり、その対戦は「オールドファーム」と呼ばれ、世界的に見ても「ダービーマッチ」を象徴的な対戦といえるそうです。
今週末、サウンドクリエイトでは、「スピーカーのダービーマッチ」を開催いたします。
スタジオ用モニターで培ったノウハウを活かし、正確でストレートなサウンドを身上にする英国のATC。
そして、ターンテーブルから全ては始まり、クリアーで純粋なサウンドを奏でるLINN。
同じ英国で生まれた「風を感じるATC」はたまた「香りを感じるLINN」。
今週末は両者の「ダービーマッチ」から耳が離せません。
詳しくは、イベント情報をご覧下さい。
(三浦)