まだコートの必要な寒い日のある日の午後、BOZAK French ProvincialとOCTAVE V110のご納品しました。
システムのご紹介をする前に・・・
弊店昨年3月にSOUNDCREATE LOUNGEを作り、そこで様々なイベントを重ねてまいりました。
ヴィンテージを聴く、ツイーターを足してみる、ギャッベ、ビスポーク、オーディオ哲学宗教談義で「オーディオは本当に進歩したのか」考えてみる、Tannoyを聴く、LINN EXAKTサラウンド、名盤深聴、ユニバーサルミュージックのハイレゾ試聴会・・・
どれも弊店の名物イベントとなり、その後も継続していますが、結構な数やってまいりました。
上記イベント皆勤賞・・・という方が、一人、二人いらっしゃいます。
その中のお一人のお宅にこのスピーカーをお納めすることに・・・。
ご自宅とは別宅に、オーディオだけのお部屋を持っているお客様。
「実験室」「研究室」と言うべきか「趣味部屋」と言うべきか、両方を兼ね備えたこのお部屋。
こちらにBOZAK French Provincial(左右一番端のスピーカー)とそれを鳴らすためのOCTAVEプリメインアンプを導入されたのでした。
弊店のイベントでは、ヴィンテージスピーカーで鳴らすことが多く、またその際にはほとんどの場合OCTAVEのプリメインアンプを使用しています。
その真価は、イベントご参加で十二分にご理解されていたので、弊店のサイトでBOZAKが目に留まったときには、意識の深いところにOCTAVEの存在がすでにあったかもしれません。もしかするとのお話ですが・・。
BOZAK入荷のご案内ページを見たお客様の心情は、私の下手なご説明をするよりお客様から頂いたメールを一部ご紹介させていただきましょう。
ボザークについて、一昨日2月5日ステレオサウンドのバックナンバーをひっくり返していたところ38号で井上卓也さん宅を黒田恭一さんが訪問する記事がありました。
黒田さんが井上さんへ訪問のお礼の手紙を差しあげているのですが、奇しくも、その手紙の日付が1976年2月5日になっているのです。
42年前の同じ日にこのような出来事があったのだと思うと同時に、その号にはタンノイコーネッタの製作記事とクオードのダブルスタックの記事もありました。
森さんという方のオイロダインの記事もあります。
(注:LOUNGEの第1回イベントはオイロダインを聴くでしたし、コーネッタも丁度LOUNGEで鳴らしたりしてご紹介していました。このコーネッタはまた別の方のお宅へ・・・>>>コーネッタご納品)
この38号の記事は、私がオーディオにのめりこむ原点とでもいうような書物、記事です。サウンドクリエイトでBOZAKのスピーカーに目をとめたのも、この記事が頭の隅のどこかに引っかかっていたからだからと思います。
不思議な縁を感じながら、これはもう進むしかない!と勝手ににこじつけながら、煩悩の沼にたっぷりつかっている私を眺めている別の私ががいます。
ボザークで聴くブラームス、ブルックナー、シューマンなどのシンフォニーはいいだろうな・・・
今回お納めしたのは、ラック右側の中段、OCTAVE V110とブラックボックス。
そのほかはLINN UPHORIKとPRO-JECT・RPM9を組み合わせ。
CDプレーヤーはアコースティックアーツ。その他隣のラックにLuxmann D10があったり、Quadのアンプがあったり・・。
年から今年にかけ私のオーディオ哲学、あるいは私のオーディオ宗教といった世界が変貌しています。
作品に込められ創られたその思いを、ただただひたすらに、追いかけたい!再現してみたい・・・そんな思いでいっぱいです。
有難うございます!
・・・と哲学者・黒崎さん、宗教学者島田さんへの熱いメッセージもいただきました。
先日のイベントの後にお話し伺った折にも、スピーカーを切り替えたり、音楽を聴きながら「ああかな」「こうかな」と楽しいお悩みいっぱいでいらっしゃるご様子でした。
BOZAKについての弊店の記事>>>BOZAK