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当店で人気のイベントだった「オーディオ哲学 宗教 談義」でもお馴染み、
オーディオ誌面でもご活躍の黒崎政男先生が ついに LINN Ekstatik をご導入。

先日RADIKAL を基板アップグレードしてその絶大な効果をお楽しみいただき、次いで Ekstatik です。 

先生は KLIMAX LP12 で ステレオカートリッジと Monoカートリッジをこのように使い分けています。


Ekstatik のカンチレバーが長く前へ伸び出しているため、慎重に EKOS SE のヘッドへ取り付ける。


今までの取り付け方法と同じく カートリッジは3点止めで固定され、オーバーハングやトラッキングエラー角度もピタリと会う仕組み。
URIKA2 → KLIMAX DSM3 と EXAKT LINK されているため、Konfig アプリで 接続カートリッジを KANDID から Ekstatik へ変更、ゲイン調整など行いさっそく音出しです。


レコードはオリジナル盤 至上主義を自他共に認める先生が、最近ハマっているというのが、なんと日本盤!
特に状態の良い日本盤を選んで買えば、「枯れた」 オリジナル盤より良い場合だってあるんだ!と
ここ数ヶ月で数十枚も入手したというレコードコレクションの一角を見せていただく。

早速 ブルックナー を聴いてみる。
確かにこの伸びやかさ、堀の深さ、日本盤のイメージの湿った感じが全くない!
これは Ekstatik が溝の奥の奥までトレースしているからなのか、
はたまた 先生の言う通りなのか・・
したり顔の先生。


オリジナル盤も聴いてみようと自然な流れ。

息を呑む緊張感、切れ込み鋭く熱い弦、と同時に奥深く包み込む空気感。
先生と一緒に鳥肌!
今までよりも、より積極的な表現、生命感を持った音の質感は Ekstatik のなせる技!

一気にオリジナル至上主義へと戻ってしまう 先生なのでした。
(金野)

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