「イスラエル」と聞いて、皆様は何を思い浮かべるでしょうか。
中東・西アジアの小さな国は、パレスチナ問題、ヨルダン川西地区、ガザ地区、
湾岸戦争などのイメージが強いかと思いますが、わずか人口650万人の小さな国ではありますが、ハイテク及び電子ベンチャー産業など盛んな国で長年にわたり世界の最先端をいき、インテル、マイクロソフトなどの有名企業の研究所が軒を並べているそうです。
先日、当店でイベントを行った「YGアコースティックス」の開発責任者で代表でもある
ヨアブ・ゴンツァロフスキは1978年、イスラエルのエルサレム生まれ。
彼はなんと26歳でYGアコースティックスの代表作である「Anat Reffrence」を世に送り出したのでした。
ヨアブは15歳という年に自作スピーカーを作り、イスラエルの軍司開発のノウハウを活かしてYGアコースティックスというスピーカーを造ったのです。
「若き天才」というしか他にありません。
ちなみに代表作の「Anat Reffrence」の「Anat」とは奥様のファーストネームなのです。
そして、もう一人、イスラエルの若き天才は「ガブリエル・リプキン」。
ガブリエル・リプキンはイスラエル生まれの天才チェリスト。
神童として早くからその名を知られたリプキンは、イスラエル(テルアヴィブ)、ドイツ(フランクフルト)、アメリカ(ボストン)の3つのメジャーアカデミーを卒業し主要コンクールの最高位を12以上獲得しました。
20代にリプキンは突然、音楽活動を中止し、レパートリーの拡大、高音質の録音の研究のため、ドイツの森で身一つで音楽と向き合う日々を送ったそうです。
そして昨年、チェロの弓を手に「J.S.Bach Suite No1-6」のCDをリリースしました。
このジャケットの風貌と佇まいに釣られた方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
イスラエルというあまり私には馴染みのない国でしたが、先日のイベントでのヨアブの話、そして偶然手に入れたリプキンのCD。
「若き天才」と呼ばれる人々が多そうなイスラエルという国が、気になる存在になり、注目していきたいと思う今日この頃です。
(三浦)